おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2016.09.21column

映画を通して、日台交流!

午後、京都市教育委員会の方から、市内博物館施設連絡協議会(京博連)入会の説明を受けていると、賑やかな話声が聞こえてきました。ガラガラと玄関の戸が開いて、訪問して下さったのは、愛知淑徳大学(愛知県長久手市)創造表現学部で映画を学ぶ学生さんと先生の総勢15人。

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先客の方も一緒に、先ずは戦前のアニメーションを集めた映像を楽しんで貰おうとセットしたところ、タイミングよく台北からのお客さまが来館。写真は一緒にご覧いただいている様子。駅前で和服を着付けてきた学生さんらも混じっていて、そういうところが創造表現学部らしいのかも。

台北からのお客様は、手に招待券をお持ち。昨年台北映画祭を機に、たくさんの人がサポーターになってくださって感激しましたが、彼女、劉欣さんもそのうちのお一人でした。SNSで繋がっているほかの人ともお友達だったこともあり、一気に親しみを感じて、無茶ぶりを発揮し(いつもの悪い癖ですが)、学生さんたちに、台湾の映画保存状況について話してもらいました。

彼女は以前、国家資料センターに在籍し、今は国家電影中心(旧国家映画資料館)に所属。彼女はフィルム以外のポスター、脚本、チラシなど、映画を作る前と作った後の紙の資料を担当しておられます。国家電影中心は、国のサポートを受けながら、レンタルの建物内でフィルムなど映画に関する資料を保存。日本のフィルム保存意識も欧米に比べ低いのですが、台湾も同様で、更に高湿度なこともあって、保存状態は決して良くないそうです。

かつては台湾語と中国語とに分けていて、台湾語は地方の話に。日本の占領下では日本から大きな影響を受け、台湾の映画監督には、日本に留学したことがある人が多かったそうです。日本語で書いている脚本もあります。お土産にいただいた下掲の冊子にも、日本語で書かれた脚本が載っていました。

img_20160921_000210月10日まで、「台語片60週年 文物展」が開催中。台湾語で映画が作られて60周年を記念しての展覧会。台湾には、おもちゃ映画がないので、昨年7月に開催された台北映画祭で初めてみて、興味を持ったそうです。

以上のような話を、日本語で学生さんたちに話して下さいました(彼女は日本に留学した経験がないのに、読み書きも上手です。才媛ですね)。

そのあとは、おもちゃ映写機でフィルムを回す体験や、フェナキスティコープなどの光学玩具を、皆さんそれぞれ体験していただきました。

今回の愛知淑徳大学のように、最近、大学の授業の一環として、ミュージアムを訪問していただく機会が増えていて、とても嬉しく思っています。そして、台湾からは、台北映画祭を機に何人もの人が、遠方から来館していただき、そのことも大変に幸せに思っています。

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新幹線の時間が迫っているというので、学生さんたちをお見送りした後、劉さんに、台南を蒸気機関車で旅行した映像など2本を覧いただきました。いずれも寄贈していただいた9.5㎜のホームムービーです。台湾には、戦前の映像が余りないそうなので、何かの役に立つのではないかと思っています。最近、復元に力を入れているそうで、そうした時に日本のラボの技術が貢献していると聞いて嬉しく思いました。

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台北の共通の友人、許さんにメールしたら、即返事が返ってきました。全く便利な世の中です。最後に、記念写真を一枚。「次は台北で」と再会をお約束して、見送りました。これだけ多くの人と台湾訪問を約束しているのですから、そろそろ実行しないと、嘘つきになってしまう…。

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