おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2017.09.03column

可愛らしいマジック・レコードとムービー・レコード

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とても可愛らしくて、観ても聴いても、楽しいSPレコードをご紹介。昨年春休みに、子どもたちに見せてあげたいと開催した「懐かしいSPレコードを観て、聴いて、楽しもう!」では、写真手前赤と緑色のアメリカで作られたムービー・レコードを紹介しました。

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その時点では、これと同じものが日本にはないと周囲の者、皆が思い込んでいて「どうして、こんなに可愛いものが日本に入って来なかったのか?」と不思議に思っていました。

ところが、 8月18日映画保存協会さんのツイッターで、ムービー・レコードとそっくりのものが紹介されていて吃驚仰天。しかもレコード針のナガオカから発売された日本製。すぐにネットオークションを見たら、全く同じものが載っていて、またまた吃驚仰天。慌てて息子に頼んで入札して貰いました。

両者はいずれも東京、もしや映画保存協会さんが出品者ではないかと思い、失礼ながら尋ねてみましたら、ハズレ。そして「希望されるなら差し上げましょうか?」と言ってくださったので、嬉しさのあまり上ずった声で「是非にお願いします」と答えました。

ネットオークションは一度入札したら取り下げはできないらしく、競争相手もいなかったので無事に落札され、我が手に。23日に落札された方が一足早く届きました。丁度その時、紙製フィルム「レフシー」の映写機を見るために来館された京都精華大学マンガ学部の辻田幸廣先生がおられたので、一緒に視聴開始。残念ながらレコードの中央に置く鏡が付いてなかったので、後に紹介するムービー・レコードのものを転用しました。YouTubeにupしましたのでご覧ください。

1曲目は「宇宙坊やの冒険

2曲目は「ぽん太のマーチ

 3曲目は「サーカスがやって来た

 4曲目は「こんにちはクジラちゃん

おそらく、ナガオカレコードがお手本にしたのは、1955~60年ごろにかけてアメリカのモーガン開発研究所で作られた❝RED RAVIN movie records❞レーベルのシリーズでしょう。トレードマークは赤いカラス。そのうちの一曲「Tootles The Tug」をお楽しみください。

1877年にエミール・レイノーが発表したプラキシノスコープを応用したものです。音楽も明るくて楽しく、アニメーションも丁寧に描かれています。

映画保存協会さんのマジック・レコードは、第12回映画の復元と保存に関するワークショップで東京へ行った折、会場で受け取りました。残念ながらこちらもミラーが付いてなかったので、その可愛らしさを直接体験できないまま私共に寄贈いただいたのを申し別けなく思います。

ジャケットには、以下の文言が書き連ねてあります。

・・・子供の夢をそだてる…魔法のレコード…

美しい音に、飛びはねるお伽の主人公たち、幼ない子供の夢を目で、耳で、実現させたのが、このマジックレコードです。お母さまが絵本を見せ、読んで聞かせたのを同時に、してくれます。鏡の中に夢の世界が展開します。お母さまも、坊や、お嬢さまと御一緒に鏡の中の夢の世界を散歩して下さい。・・・

 偶然同じジャケットのものだったので、他にもないかとネットで検索しましたら、1966年円谷特技プロダクションの「ウルトラマンの歌」というのが発売されていたことがわかりました。「おはなし:栗原あや子さん」とあるので、そういわれてみれば先の4枚も彼女の声に似ていなくもありません。ちょっと高価なので手が出せず、比較できないのが残念なところ。

それにしても、ムービー・レコードにしてもマジック・レコードにしても、今見ても充分可愛くて面白いので、何か工夫して仕掛けレコードとして作り出せないものかしら?

 

 

 

 

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