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2018.11.09column

産経新聞夕刊1面トップに「髙橋克雄展」!!!

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腰を抜かさんばかりに驚いた大きな記事!産経新聞夕刊1面トップです。今日は比較的大きな出来事がなく、どちらかといえば平穏だったようで、運も味方してくれました。早速新聞を読んだ方から申し込みの電話が相次ぎました。そのうちの一つのグループは「何でも珍しいものがあれば見に行く会」のメンバーさんたち。電話で話した世話人の女性は好奇心いっぱいの様子。二日後にお会いするのが楽しみです。

それにしても、扱いの大きさは想像を遥かに超えました。既に連絡をいただいているのとは異なるテレビ局からも取材の申し込みがありました。マスコミの関心はひとえにEXPO'70 大阪万博で上映されたアニメーション『ミセス21世紀』。23日に2025年万博の開催地が決定するのを控えているだけに、この作品発見と復元は実にタイムリーな話題となりました。

11月4日17時半から放送のフジテレビ系「プライムニュースイブニング」の関西ローカル放送分で、17時50分から45秒程度「髙橋克雄展」のことを紹介して貰うという幸運もありました。

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取材の日、たまたま見学者がおられて良かったです。大阪府吹田市千里万博公園にある国立民族学博物館で働いておられる方だそうで、教えて貰って同博物館標本資料係の方に、昨日連絡を入れました。展示している中には、EXPO'70の建物が建てられる前の造成中や着工の写真、日立グループ館の設計図や絵コンテ、実験の様子などをびっしり髙橋克雄さんがメモした手帳など貴重な資料も展示しているからです。標本資料係は万博関係資料を扱っておられるそうなので、ぜひ11日までの期間中にご覧いただいきたいと願っています。ご遺族はしかるべき施設で保存を望んでおられます。

他にも、「京都民報」(11月4日付け)と京都市内各戸無料配布される「リビング」(11月3日付け)にも掲載していいただきました。京都民報の記者さんは、「EXPO'70は他の記者さんに任せて、1959年東北地方の方言台詞が放送禁止とされていることに反対し改善を求めたこと、1972年『ニュージーランド(公害なき自然と生活)』を製作したものの、日本で公害問題が浮上し、『公害なき』を削除する要望を拒否。その為に完成後にお蔵入り作品となり、経済的にも、精神的にも苦しい日々を過ごしたという気骨に惹かれる」と、そこに注目して書いてくださいました。

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10月18日から始まった「平和へメッセージ 映像作家髙橋克雄の世界」も、残すところ2日となりました。こうして多くのマスコミでも取り上げられた展覧会ですので、お一人でも多くの方にご覧いただきたいです。

高橋克雄の世界最終版A - コピー 高橋克雄の世界裏面A - コピー

11日は、上掲のほかNHKメルヘンシリーズの中からいくつかの作品、産経新聞に載っている万博映画、そして、今回の展覧会の為に急いでデジタル化された可愛らしい『おもちゃの冒険』(1968年、JETRO作品第1号、万博のロゴマークあり)も上映いたします。『ミセス21世紀』などは、天宮遥さんの生演奏付きでご覧いただきます。

なお、チラシにもありますように11日11時から、髙橋さんのご息女、佳里子さんと愛弟子にあたる千光士義和さんのギャラリートークもございますので、時間に余裕がある方は、どうぞご参加ください。入館料も込み2000円でお楽しみください。ささやかな茶話会もございます。

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