おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2018.11.10column

続・海外からのお客さま

昨日も海外からのお客さまが続き、楽しいおしゃべりができました。

DSC07748 (2) - コピー

イタリアのミラノにあるIULM大学のグィド・ フェリーリ先生。楽しそうにおもちゃ映写機の体験。

DSC07751 (2) - コピー

左端の岡野浩・大阪市立大学教授と一緒に来館。「歩いていて、偶然看板が目に入ったので、何だろうと興味を持ってふらりと」だそうですが、フェリーリ先生の、そのまた先生(イタリアの著名な映画評論家)が、こうした映写機などに関心を持っておられて、「ここに来たら、きっと大喜びで、ここから離れないかも知れない。報告したら、きっと喜ばれるだろう」とのこと。背後に写っているのは、ドイツ、フランス、アメリカ、日本のおもちゃ映写機ですが、なぜかイタリア製がないのです。「なぜか?」とフェリーリ先生に質問したところ「ムッソリーニの時代、彼は映画を独占して、一般の人に映画を作らせなかった。だからおもちゃ映写機も存在しないのではないか」との返事でした。

何よりの吉報は、春と秋の二度、イタリアの学生たちが、日本文化を研究するため来日されるのですが、「是非ここを見学させてほしい」ということで、機材類だけでなく、玩具映画の古い映像を目を凝らして観ておられました。特に、チャンバラ、アニメ、そしてニュース映像の中に「伊太利とエチオピア」という第2次世界大戦中の映像があり、ムッソリーニが写っていました。

岡野先生も展示物や映像に大変興味を示して下さって、「イタリアの大学と連携して調査研究する道を模索できないか」とフェリーリ先生に持ちかけてくださって、勝手に夢を膨らませました。

DSC07754 (2) - コピー

当館にあるイタリア製といえば、パテ・ベビーのスプライサー(編集機材)やフィルムリーダーなど。イタリアでは、新しい映画フィルムが作られていて、EUではフィルム保存を第一に考えているそうです。2月にまた来日されるとお聞きしたので、いつもの厚かましさが頭をもたげ、ダメもとで「イタリアで9.5ミリのリーダーを代理で購入してきて欲しい」とお願いしてみました。写真の彼が手にしているのが、そのリーダー。幸いにも快諾。日本人の奥さまと小さなお子さんの3人家族。「可愛い」と言ったら「可愛い、可愛い」と幸せな表情で頷いて。

DSC07755 (2) - コピー

都市経営が専門の岡野先生は、街歩きの達人。「『道を歩いていて、看板が目に入ったから』とおっしゃいましたが、道路沿いの小さな看板のことでしょう?」と聞きましたら、フェリーリ先生が指さしているこの看板のことでした。この看板、連れ合い手作りで、11月5日に設置したばかり。隣に完成したマンションの前方部分が少し空いているので、後院通からミュージアムの建物が目に入りやすくなったかも。自分が作った看板が目に入ったことでご来館いただいたと知って、満面笑みの連れ合いです。初めて言って貰えたから嬉しさも相当なもの。

道路沿い看板

岡野先生から「道路沿いの看板に英語表示も入れると外国からの人にわかりやすい」と助言していただいたので、近日着手します。いろんな人の助言で、少しずつ前に進んでいます。

DSC07719 - コピー

看板繋がりで、昨朝、南座の「吉例顔見世興行」のまねき看板書きを見学した折りの写真を見て貰いました。筆太で隙間なく、内へ丸く曲げるようにした「勘亭流」と呼ばれる独特の書体。隅々まで大入りになるよう縁起を担いでいます。

そして、写真の勘亭流4代目井上優さんが、ミュージアムの為に書いて下さった看板を説明したところ、お二人とも興味津々。

DSC07757 (2) - コピーこれも丁度いいタイミングでした。奥に見えるのは、11月14日から没後50年を記念して始める「オールスター映画の巨匠 池田富保展」で共催の尾上松之助遺品保存会の松野吉孝さん。この催しは別にご案内します。

この日最後のお客さまはブラジルからの二人連れ。そんなことを思い出しながら書いていますと、郵便屋さんが素敵なプレゼントを配達。8日付けブログで出会いの喜びを書いたスイスのエリザベスさんとジーン・ダニエルさんご夫妻が、スイスのチョコレートを贈ってくださいました!!!

DSC07763

こうした交流ができることが本当に嬉しいです。今、ご夫妻が所蔵されている日本製幻燈機について知り合いに問い合わせをしていますので、何かわかればお伝えしようと思っています。

そうこうしているうちに、11月2日に「京都フィルムメーカーズラボ」のワークショップ最終日に仲間6人を誘って来館してくれた岡村峰和さんから、当日の写真が届きました。

45583915_2155982248006227_7159761309074980864_n - コピー

左から『琉球シネマパラダイス』の監督、長谷川亮さん 。リトアニアからお越しのサウリウス・バラディンスカスさん、そして岡村さん。

45657110_1062187453960028_1432421771318919168_n - コピー (2)

そして、カナダからお越しのブレイク・マウソンさん。脚本と監督をされています。

45598311_885367361657555_4751231365595267072_n - コピー他に佐々木健さん、吉田ひかるさん、板倉善之さん。皆さんでおもちゃ映画をご覧になっている様子。岡村さんによれば「おもちゃ映画に興味津々」だったそうです。アメリカにはおもちゃ映画がありますが、カナダやリトアニアにはあるのかしら?デンマークやスウェーデンなど北欧諸国にはあるのかもしれません。いつか、こうした国の方にお会いできたら尋ねてみたいです。おもちゃ映画を巡って世界の様子を調べてみるのは面白いかもしれません。

 

 

記事検索

最新記事

カテゴリー

月別一覧