おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2022.01.02column

新年のご挨拶

 

皆様、新年明けましておめでとうございます‼
2020、2021年と新型コロナウイルスに翻弄され、今また、オミクロン株の感染拡大が危惧されています。一日も早く平穏無事な日々が戻ることを願いつつ、皆様にとりまして、新しい年が健康で穏やかで、希望に満ちた年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

Happy New Year!
Wishing you a joyful, peaceful, healthy, and prosperous year in 2022.

年賀状に書きましたように、今年はフランスでパテ・ベビー(9.5ミリ)が誕生して100年になります。

彼の地では「パテ・ベビー100年祭」が企画され、当館にもお声がけをいただきまして協力させていただきました。はがきに用いたのがその映像です。長崎県の方から寄贈いただいたフィルムで、愛らしい子どもたちがたくさん映り、戦争前の穏やかな日常が記録されています。他にも、被曝する前の浦上天主堂で行われていた日曜学校に通う子どもたちの映像もありました。

昨年7月にフィルムスキャナーを導入しました。創意工夫を重ねながら、35ミリおもちゃ映画、17.5ミリ、16ミリ、9.5ミリ、8ミリと手持ちのフィルムを今までよりも良い状態でデジタル化しています。そこで、広く皆様にご協力をお願いします。

「パテ・ベビー100年祭」を機に「パテ・ベビー発掘プロジェクト」を始めます。お手元やお知り合いのお宅に眠ったままのフィルムはございませんか?提供していただければ、デジタル化してお礼にお渡しします。劣化して再び見ることができなくなる前に救出して、映像記録として次世代に継承できるようにしたいです。何卒、お力添えを賜りますよう宜しくお願いいたします

今日は、大好きな箱根駅伝を見ながら、ご縁を頂戴した皆さま方にメールマガジンという形で、新年のご挨拶を書いてお送りしました。今月当団体は発足満7年を迎えます。ありがたいことに、いろんな方の応援を得て、どうにか走り続けられています。老化一方の現実と向き合いながら、この先を考えると正直不安ですが、うまいタスキの渡し方はないかと考えるこの頃です。どうぞ、この先も変わらぬ応援を心よりお願い申し上げます。

5日から始まる「喜劇のレジェンド展」の用意ができました。同会が昨年11月に結成45年を迎えたのを記念して開催するものです。肉筆サイン入りポートレートや、契約書、ゆかりの品々や活動実績をたどるポスターなど同会所蔵の貴重なコレクションをご覧いただきます。関連して、8日には、同会新野敏也代表による「レーザーポインター映画教室6」を開催。“なぜ映画が散逸するのか”について、物理的、人為的、経済的な要因から解説し、唯一現存する劣化したフィルムを最新鋭機材で見事に復刻した奇跡の参考上映もございます。詳しくはこちらをご覧ください。

そして2月26日にも、当団体理事でチャップリン研究家河田隆史さんの主催で「三大喜劇王のニコニコ大会」を開催。「喜劇のレジェンド展」でも紹介するチャップリン、ロイド、キートンの作品を、弁士:大森くみこさん、楽士:天宮遥さんの出演でご覧いただきます。詳しくはこちらをご覧ください。個人的には、チャップリンがデビューした1914年に撮影した『チャップリンの幻燈会』が珍しく、興味深いです。追体験してもらおうと、連れ合いが幻灯機の実演もするようですので、どうぞお楽しみに‼

「笑う門には福来る」、厳しい状況が続きますが、何とか笑って乗り越えていきましょう‼今年もどうぞよろしくお願いいたします。

右端に写っているのが、パテ・ベビー映写機で、鶏のマークが目印です。皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

【1月28日追記】

年賀状の何処にも干支の“寅”が出ていなかったので、寅年らしさを。今年の年賀状お年玉切手シートは14枚でした。皆様ありがとうございました‼近所のお餅屋さんでも手作りされた“寅”の飴ちゃんを貰いました。コロナで大変な日々が続きますが、困難に打ち勝って、佳い年にしていきましょう‼

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