おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2015.06.02column

映画美術のワークショップ「壁面」

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2度目の来館を頂いた台湾のローラさん。米国WISCONSIN大学修士課程で占領下の台湾の映像文化を研究をしているそうです。今は夏休みで、日本の映画資料などを探して、勉強中。先月末に来館されたとき「とっても感激しました」と言っていただき、こちらのほうが感激しました。ローラさんには、「研究の成功を祈ると共に、いつかその研究成果をこのミュージアムで発表してほしい」と伝えました。彼女の返事は「もちろん、頑張ります!!」。国際交流推進も、私たちが目指す事業の1つです。

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続いて来館されたのは、日本学術振興会特別研究員の上田学さんで、夏の「映画の保存と復元に関するワークショップ」にも参加いただいている方。初めてお会いする私は、そういう事情も知らずに「今、丁度、この家の改装をデザインしていただいた映画美術の石原昭先生がお見えですから、いろいろお話をお聞きになるチャンスですよ」と誘いました。「ここへ来れば、映画に関する情報や技術継承、人材育成ができるようにしたい」というのが夢でしたから、自然にでた言葉です。写真は、にこやかに質問に答える石原先生と上田さん。

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次に来館されたのは、学芸員資格取得を目指して博物館巡りをしている大学3回生の若者。この家に泊まり込んで改修工事をしてくれた美術の宇山さんから、美術製作現場の話を聞いていました。上の写真は、その宇山さんに裏の壁にペンキを塗ってデザインを指示する石原先生。

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偶然集まった人々が見学する中、師弟のお二人を講師に、さながら美術のワークショップ。とっても楽しい時間でした。イメージ画は石原先生作。

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そうしてお昼頃、裏の壁面がおしゃれに出来上がりました。明かりとり窓は、余った古いガラス戸を横にして再利用したもの。宇山さんのアイデアです。柔軟な発想が素晴らしいです。

部屋の中では、岡山県出身の国民的スター第1号・尾上松之助の貴重な映像を見ることができるというので、山陽新聞の記者が取材中。かの地では、慈善運動にも尽力した松之助は、郷土のヒーローとして知られているそうです。同道された尾上松之助保存会代表の松野吉孝さんは、「いつでも自分の都合のいい時に、貴重な映像を見られるのはありがたい。そして、京都にはまだまだ映画遺産が残っていると思います。おもちゃ映画ミュージアムへいろいろな形で、庶民文化の映像遺産が集まってくることに、とても期待しています」とも言っていただきました。

 

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