おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2019.03.16column

無声映画と歌声

フィルムがまわる、レコードがまわるA - コピー

いよいよ明日、オーストリアの国立フィルム・アーカイヴ(フィルムアルヒーフ・オーストリア)の技術部長として活躍されている常石史子さんをお招きして無声映画時代の「レコードトーキーの世界」についてお話をうかがう催しをします。

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 フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)時代から、映像のデジタルアーカイブに取り組んでおられ、数多くの経験を積んでおられますので、どのようなお話がお聞きできるのか楽しみです。デジタルアーカイブ学会での発表のために来日され、せっかくの機会を利用して、「レコードがまわる、フィルムがまわる レコードローキーの世界」という可愛らしいタイトルでお話していただきます。これまで手掛けられた作品の映像も見せていただけますので、お楽しみに。また、昨年当館で復元した西倉喜代治監督のアニメーション『茶目子の一日』(1931年公開、音源は1929年のビクターレコードを復刻された「ぐらむくらぶ」のCDを借用)もご覧いただきます。童謡歌手として人気があった平井英子(ひらいひでこ、1913年1月13日生まれ)が可愛い声でお話と歌を担当し、お母さん役の高井ルビー、先生役の二村定一が盛り立てます。

引き続いて恒例の懇親会を設けますが、その時に二人組「エスエススタジオ」さんが17日の催しに間に合うように作ってくださった『茶目子の一年 お正月の巻』とその先にも作ってくださった『茶目子の一年 クリスマスの巻』を披露します。いずれも「ぐらもくらぶ」さんのCD『浅草オペラからお伽歌劇まで~和製オペレッタの黎明~』に入っていた佐々紅華の作品を用いています。残っていたレコードをもとにCDに復刻されたのですが、このレコードが発売された当時、アニメーションまでは作られなかったのです。「エスエススタジオ」の手作り感満載の作品が好きで、「ぜひ音源に合わせた映像制作をして欲しい」と依頼しました。海外からの団体見学の折りによくご覧いただくのですが、毎回好評を博しています。私の夢は「エスエススタジオ」の作品を海外に、です。こちらも、どうぞ、お楽しみに‼

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 3月13日に掲載された日文研の細川 周平先生の寄稿文です。以前ご来館いただいた折り、私の夢「埼玉県折居町にある佐々紅華の別荘だった京亭で『茶目子まつり』をしたい」という話をしたことがあり、「茶目子について先生も興味をお持ち」という感触を得ています。「管弦三味線編成」「ピアニストに手を2回握られたら歌いだす合図」「ざるで大豆を転がしてざらざらと波の効果音を出す」「大正末には小唄映画といって、決まった場面で流行歌(主題歌)のレコードをかけたり、プロ歌手に歌わせる上映が話題に」など、興味深いお話の数々です。そこで、思うのですが、

どなたか『茶目子の一日』上映時の資料をお持ちではありませんか?

 

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