おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2019.05.10column

5月18日開館満4年の記念日を、3つの慶事が重なる講談師旭堂南陵さんの活弁と講談で楽しみましょう‼

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いよいよ来週土曜日に開館満4年の記念日を迎えることができます。多くの皆さまの応援があればこそ、と感謝の気持ちでいっぱいです。誕生日は特別ゲストに、講談師の旭堂南陵さんをお迎えして、皆さんといっしょにお祝いをしたいです。

今開催中の「覗いて、写して、楽しむモノたち展」は、実は青森県立美術館の工藤健志学芸員、島根県立石見美術館の川西由里学芸員、静岡県立美術館の村上敬学芸員で結成するトリメガ研究所の巡回展「めがねと旅する美術展」が契機となって企画しました。当館のゾートロープの画像を提供したお礼に、工藤さんから図録を送って頂きました。それを見ているうちに、ふと思い付いて「『荒木伊賀越三十六番斬り』の映像があるので、それも上映されては如何でしょう?」と余計なお節介をしてしまったのです。この思い付きは実現しませんでしたが、逆に当館開館記念展の折に、トリメガ研究所が制作された塚原重義監督アニメーション『押絵ト旅スル男』をお貸しくださる幸運に恵まれました。

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6日に『押絵ト旅スル男』に老人の声で登場する活動写真弁士の坂本頼光さんが遊びに来て下さいました。その時に教えて貰ったのですが、頼光さんと川西学芸員は島根県飯南町所有「吉岡長太郎フィルムコレクション」の活用を通じて面識があり、川西さんから相談を受けた頼光さんが、塚原監督を紹介されたのだそうです。いろんな縁で繋がっていて、「世の中って面白いなぁ」と思います。

130さて、トリメガ研究所との繋がりの契機になった『荒木伊賀越三十六番斬り』のフィルムは、18日に友情出演してくださる講談師・旭堂南陵さんが発掘されたもの。それを連れ合いがやっていた「玩具映画プロジェクト」で復元して保存した作品です。主演はもちろん、荒木又右衛門の月形龍之介ですが、場面は、遠眼鏡で果し合いを見る高田篤(?)演ずるお殿様。

貴重なフィルム発見者の南陵さん自らの活弁上映、とても楽しみです。以前から「応援するよ」とおっしゃってくださっていましたので、お言葉に甘えさせていただきました。

昨日、その南陵さんをお祝いするパーティーの案内状が届きました。

 

IMG_20190510_0001旭堂南陵さんの出版兼古希兼芸人50年記念パーティーが6月22日大阪のシェラトン都ホテルで開催されるそうです。上掲文章は、どなたが作成されたのかはわかりませんが、幅広い南陵さんの交友関係の一端がうかがえますね。パーティ―参加者の末席に連れ合いも連なることでしょう。

自分たちのミュージアムが開館満4年を迎える記念のことで頭が一杯でしたが、南陵さんご自身が芸人50年の節目、さらに古希(70歳)を迎えられ、さらにさらに本『事典にない大阪弁』出版とお目出度いことが3つも重なる記念のタイミングでもあったのですね。心よりお祝いを申し上げます!!!生年月日を調べてびっくりしました、連れ合いより1か月とちょっと年下でした。「そうか、連れ合いも『古希』を迎えるのか!」と思った次第。

大阪府立大学大学院で修士論文「吉野川・紀の川水分史」を書かれ、歴史がお好きだということですので、熱のこもった活弁で悪麗之助監督『荒木伊賀越三十六番斬り』(1930年、松竹下加茂。出演:月形龍之介、高田浩吉)を熱演して下さることでしょう。2012年文化庁芸術祭賞大賞を受賞されている本業の講談の一席も披露して下さるそうなので、大いに楽しみです。講談の研究にも熱心に取り組まれておられます。

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今回の展覧会と催しについて、5月1日、9日付け京都新聞に掲載していただきました。お席に若干余裕がございますので、ぜひともお誘いあわせてお越しくださいますようよろしくお願い申し上げます。旭堂南陵さんの慶事お祝いも一緒に、皆さんで寿ぎましょう!!!!!

 

 

 

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