おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2020.02.01column

開催中の「アニメーション作家岡本忠成 ミニ資料展示」に資料が加わりました!

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今日お越しになった自主映画監督のイヌイ英二さんは、今開催中のアニメーション作家・岡本忠成さんのファンで、上映会などのチラシを整理したファイルとアルバムを手に来てくださいました。それを見ながら、今展示している中にない資料がいくつもあったので、厚かましくもご協力をお願いして、コピーさせて頂きました。

お顔に見覚えがあったので声かけをしましたら、既に2回来てくださっていた方でした。一度目は2017年6月17日の中川信夫監督の命日に開催した酒豆忌。二度目は2017年11月22~26日に開催した「持永只仁展~人形アニメを通した日中友好の足跡を追う」の時。

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これが、その時の様子。この展覧会で、持永只仁さん、川本喜八郎さん、そして岡本忠成さんの人形が初めて勢揃いしたのでした。アニメーション史の渡辺泰先生のお声がけがあったればこその実現で、今でも深く感謝しています。この時は持永さんの遺作『少年と子だぬき』(1992年)、川本喜八郎さんの遺作『死者の書』(2005年)、岡本忠成さんの代表作『おこんじょうるり』(1990年)のそれぞれ大切な人形をお借りして展示することができました。

この出会いから岡本忠成さんの奥様さと子さんと知り合い、今回の展覧会開催に繋がりました。イヌイさんは、さと子さんと手紙のやりとりをされていて、さと子さんが書き添えてくださった年賀状で今回の展覧会があることを知って駆けつけてくださいました。

イヌイさんからのメッセージを下記に、

「30年近く前、『注文の多い料理店』と岡本忠成の世界の上映会運営をお手伝いさせて頂き、それ以来岡本忠成監督の資料を古本屋などで探し求めてきました。展示に協力でき、大変光栄です。」

2月16日の命日に開催するアン・ヘリング法政大学名誉教授の講演「芸術アニメーションの巨人、岡本忠成」と作品上映会にもご参加いただけるそうで、「その時までに他にも資料がないか探してみる」と仰ってくださいました。展覧会は3月22日までですので、少しでも岡本忠成さんに関する資料が増えると、内容も豊かになり、ありがたいです。

イヌイさんも仰っていましたが、岡本忠成さんの資料展は関西では初めてのこと。貴重なこの機会に、ぜひお運び頂いて、「芸術アニメーションの巨人」岡本忠成さんの世界を知って頂きたいです。2月16日の上映会では、さと子さんのご希望もお聞きして何を上映するか決めたばかり。どの作品か、どうぞお楽しみになさってください。申し込みは順調ですので、思案しておられる方はお早い目にどうぞ。定員30名です。

岡本忠成展(改訂)A - コピー

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