おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2020.02.07column

今日から公開『37seconds』

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おもちゃ映画ミュージアム内に、大きなこのポスターを飾っています。この作品の美術を担当したのが宇山隆之(たかし)さん。連れ合いの教え子で、大阪芸術大学映像学科で技術指導員の仕事をすると同時に、多目的美術集団『映画美術春組』代表としても活躍しています。

このミュージアムを始めたとき、10年間空き家だった古い京町家の内部を東映の美術のベテランたちと一緒に改装してくれたのが、宇山さん。彼は雪が降る寒い冬、この町家内にテントを張って寝袋で過ごして、連日大工経験と映画美術の腕とセンスを活かして作業を続けてくれて、2015年5月18日の開館に間に合わせてくれました。今も、町家の一角に「宇山さんの部屋」と呼んでいる空間があります。もの凄い恩人の彼の名前が、このチラシにも、大きなポスターにも、この映画のサイトにも載っていて、本当に母親の気分で嬉しく、誇らしく思っています。

そして、今日知ったことですが、映画の中で用いられた父娘のシーンのアニメーションを担当したのが、白石慶子監督でした。昨年3月23日~4月7日に開催した『ストップモーション アニミズム展 in KYOTO』の時と、8月11日「映像を通して平和を考える」の時に、上映した『ホウセンカおじいちゃん』の監督さんです。知り合いが二人関わっていると知り、なおさら拝見するのが楽しみです。

チラシにも載っていますが、世界的に有名なベルリン国際映画祭でパノラマ観客賞と国際アートシネマ連盟賞のW受賞に輝いた本作品は、世界各国の映画際で賞賛されています。その今日は、初日。京都ではMOVIX京都で上映されるので、観に行こうと思います。正式なサイトはこちら。お一人でも多くの方にご覧頂きたいです!!!!!

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