おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2020.03.20column

小型映画に関する冊子を寄贈して頂きました‼

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『名古屋の映画館の歴史 1907-2018』の著者、小林貞弘さんから、上掲冊子49冊の寄贈を受けました。添えられていたお便りによれば、横井湖南という方が所蔵されていたものだそうです。幕末の政治家・思想家の「横井小楠」と戦前を代表する東洋学者の「内藤湖南」を足して2で割ったようなお名前ですが、不勉強で初めて知った方です。

2015年4月15日付け朝日新聞愛河版に掲載された小林さん寄稿文のコピーも同封されていました。それによると、名古屋の横井湖南は「小型映画が身近な趣味の一つとして、一般に定着する過程でその楽しさや奥深さを伝えた草分け的な存在」の映画作家だそうです。1930年に第八光芸社を、その3年後に前衛映画同人社を設立。それだけでなく、戦後の横井は富士フイルムをスポンサーにしたフジ・シネ・サークルなど複数のグループの顧問として、撮影会や上映会を催しました。また、中部小型映画作家集団の設立にも尽力し、その第一回公開試写会を開催しますが、その僅か一週間後の1957年12月に、知多市内の自宅で脳出血のため急死。48歳の若さでした。その方が、大切に持っておられた冊子の数々です。

ミュージアムを介して、幾人もの小型映画研究者、コレクター諸氏と知り合いました。せっかくの資料ですので、ぜひ調べ物に活かして頂けたらと思います。お気軽にお声がけ頂ければご覧にいれます。

2016年9月1日~24日に小型映画研究家の飯田定信さんのご協力で、「パテ・ベビーと小型映画機材」展をしましたが、その第2段として、今回寄贈頂いた本も用いながら、9~10月に小型映画の資料展ができたら良いなぁと思います。期間中に、パテ・ベビー版(9.5㎜)で販売された『オセロ』(1909年、ウーゴ・ファレナ監督)を上映できたら、とも思っています。既に、いつも助けて頂いている正会員の吉川恵子さんに翻訳をして貰っていますので、この時が初披露になります。題して第4回パテ・ベビー上映会。内容を詰めたら改めてご案内しますので、楽しみにお待ちください。

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