おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2026.01.06column

2024年リュミエール賞に輝いたイザベル・ユベールの直筆サインがあるカタログと黒澤明特集のポスター、そしてフランス語の当館チラシ

今日、郵便屋さんが届けてくれたのは、昨年10月フランスのリヨンで開催された「リュミエール映画祭2024」の分厚いカタログと、その映画祭で特集された三船敏郎のポスターです。赤い色のポスターがひと際目を惹き、お洒落なのが嬉しくて、早速額(A1より一回り大きい特注サイズ)に入れました。正月休み明けに、ミュージアムに飾りましょう。

狭い家なので、右端にレースのカーテンが映り込んでいますが、このポスターは大きいので迫力があります。映画祭カタログでは53頁~68頁まで写真をふんだんに使って三船が出演した数々の作品を紹介しています。

映画祭カタログの表紙を飾るのは、2024年、映画界への貢献を称える“リュミエール賞”を受賞したフランスを代表する俳優イザベル・ユペールさんです。この年、最新主演作『不思議の国のシドニ』で東京国際映画祭に登壇されたのでご覧になった方も多いでしょう。カタログ表紙には、特別に彼女の直筆サインがあり、このカタログは、私の宝物の一つになりました。現地で映画祭取材をされたフランス在住映画ジャーナリスト林 瑞絵さんがユペールさんに依頼してくださったおかげです💗カタログでは、14~34頁まで彼女とその作品について、やはり写真をふんだんに使って詳細に紹介しています。

イザベルさんは、『ヴィオレット・ノジェール』(1978年)と『ピアニスト』(2001年)でカンヌ国際映画祭女優賞2回、『主婦マリーがしたこと』(1988年)と『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』(1995年)でヴェネツィア国際映画祭女優賞2回、彼女も出演した『8人の女たち』(2002年)はベルリン国際映画祭銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞し、ヨーロッパ映画賞女優賞受賞、『エル ELLE』(2016年)の演技でゴールデングローブ賞主演女優賞、米アカデミー賞主演女優賞ノミネート等々と輝かしい受賞歴があり、数多くの作品に出演しています。あらゆる役柄を、誠実さと皮肉が織り交ぜられた「独自の謎めいた存在」に変貌する能力が称賛され、今なお映画の最前線で輝き続けています。

この映画祭カタログとポスターをどうやって入手できたかについて書きますと、

2024年10月14日のX(旧ツイッター)で林さんが、16回目を数える「リュミエール映画祭2024」で取材されている様子を拝見しました。「毎年日本関連の特集で盛り上がるリュミエール映画祭ですが、今年は12本を集めた三船敏郎特集が。ポスターも迫力。黒澤映画はもちろん、稲垣、溝口作品、唯一の自作自演作『五十万人の遺産』、ジョン・ブアマン、テレンス・ヤングと外国人監督の作品も。」とあり、そこに添えられていた写真の一枚が、上掲の三船ポスターでした。自分がフランスに行けるはずはないけれども、「このポスターが欲しい」と強烈に思い、ダメもとで、「このポスターを代わりに買ってもらうことはできませんか?」と尋ねました。

私が林さんと知り合ったのは、京都新聞に載った下掲の文章を読んで、フランスの映画教育事情にいたく感心したことから始まります。

2023年11月21日付けXで「何度読んでも、フランスの映画鑑賞教育が羨ましい」と呟いたところ、それを読んでくださった林さんご本人から連絡を頂きました。それだけでなく、その翌月に移転前のミュージアムにもお越しいただく嬉しい展開がありました。その時のことはこちらで書いています。

こういう出会いがあったとはいえ、代理購入の依頼ごとは迷惑以外のナニモノでもないことだったでしょうが、心優しい林さんは私の厚かましい願いを引き受けてくださいました。そして、「カタログも必要ですか?」と尋ねてくださったので、それがどれだけ重くて嵩張るか想像力が欠けていた私は、「それも立て替えて買ってください」と、それもお願いしてしまいました。そして、林さんの機転とご厚意で、イザベル・ユベールさんのサインまでしていただくことができたという次第です。今回日本に帰省されるとうかがい、直接お会いできればよかったのですが、日程のこともあり、さらなる迷惑をおかけして郵送をお願いしました。両方とも、ミュージアムのお宝として皆様にご覧いただけるようにします。

今、林さんに教えて貰ったのですが、イザベル・ユペールさんのサインの上には“Pour le Japon !” (日本のために)と書いてくださったのだそうです💗 思いやりが嬉しくて、益々お宝です💕

林さんからの郵便に添えられていた美しい絵はがき。ネットで調べると、ストラスブルグからリヨンへは384km.だそうです。

さて、フランス繋がりで、フランス語版当館のチラシが出来上がりましたので、紹介します。

この翻訳に貴重な時間を割いてご協力いただいた、東志保さん、Oriane Sidreさん、Stephane Mestreさん、パトラシュク・パウロさんに心より、御礼を申し上げます。ありがとうございました💗

いつか、このチラシを手に、フランスの映画関係施設や映画祭を見学に行きたいものだと夢は膨らみます。

 

 

 

 

 

 

記事検索

最新記事

年別一覧

カテゴリー