おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2020.09.29column

山崎バニラさんから届いた郵便

2020年9月映画祭配布資料

アニメ『ドラえもん』のジャイ子役、『妖怪ウオッチ』キン役などの声優としても活躍の活弁士・山崎バニラさんから、先ほど郵便物が届きました。同封されていたのは、上記の印刷物と、下記のチラシ。

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11月14日、東京都品川区のスクエア荏原で、「山崎バニラの活弁大絵巻」が開催されます。最初の紙面にも書かれていることですが、「大正琴やピアノによる弾き語りという唯一無二のスタイル」で、観客の心を惹き付けて人気があります。9月20日に開催された「山崎バニラとこども弁士の活弁大絵巻in蒲田映画祭」は早々に完売していました。「映画を聴きに行こう♪」と思っておられる方は、お急ぎ下さい‼

何が嬉しいって、おもちゃ映画を楽しく紹介して下さることですが、中でも今回「こども弁士による怒濤のおもちゃ映画特集」の中に『底抜けドン助 仇討道中双六』を組み込んで下さったこと‼itemImg_05

実は、開館時のミュージアムグッズに「底抜けドン助」をあしらったTシャツと、この利き酒用お猪口を作ったのですが、このお猪口がなかなか手にとって貰えなくて。可愛いと思うのですが、日本酒を飲む人が少ないのかしら?小物入れや箸休めの器にも良いと思うのですけど。。。。

ずっとそう思いながら年月が過ぎて、ここにきて多くのおもちゃ映画の中から、バニラさんがこの作品に目を留めて下さったことが、とにもかくにもスキップしたいくらい嬉しいです。バニラさんが演奏と活弁を付けてくださった映像集『怒濤のおもちゃ映画特集~妖怪編』をプレゼントしてくださいました。その中に『底抜けドン助 仇討道中双六』も含まれていて、ご来館の折にご覧頂けます。この映像が起爆剤になって「底抜けドン助」にも注目が集まると嬉しいです。

最初の写真左に配した大田区文化芸術情報紙「ART  bee HIVE」については、一足先に公益財団法人大田区文化振興協会淵脇様からお送りいただきブログで紹介しました。添えられていた手紙によると「東京都大田区内全域に配布された」そうです。広い東京でのこと、一体全体何部配布されたのでしょう⁉︎ そのブログでも触れましたが、紙面だけではなく、「ART  bee HIVE TV」でも小津安二郎監督『突貫小僧』を活弁するバニラさんの映像が映り込んでいて、おもちゃ映画ミュージアムの名前も書いて応援してくださっていました。バニラさん、公益財団法人大田区文化振興協会様の温かい思いやりが、本当に身に染みて嬉しいです!!!!!

松竹キネマ蒲田撮影所が開設されて今年で100年。今年6月に展覧会と講演会を開催した第四の監督と呼ばれた成瀬巳喜男監督も、この撮影所が開設された1920年に小道具係として入ります。改めて千葉伸夫著『監督成瀬巳喜男 全作品と生涯』を読むと、

……(1920年代)日本映画は企業化と表現スタイルの変革が急速に拡大、驚異的な成長を遂げていく。1920年(大正9)には、映画企業の創設ラッシュ時代を迎えた。関西の演劇会社で東京に進出していた松竹がトップを切った。2月、映画への進出を発表、松竹キネマ合名社を創立、撮影所敷地、俳優、従業員の募集広告を大々的にした。ついで大活(大正活動写真、横浜、文芸顧問・谷崎潤一郎)、さらに帝キネ(帝国キネマ演芸、大阪)が創立された。老舗格の日活も女形をやめて、女優を採用、新劇的内容へと変貌していく。……(35頁)

この年6月に、蒲田(今のJR蒲田駅から海側に行って4、5分のところ)に撮影所が開設されました。6月の成瀬巳喜男展は、昨年映画研究家の村川英先生と知り合って、小津安二郎監督とは異なる成瀬監督が描く「庶民的な原節子」に興味を持って講演を提案し、「どうせなら」と資料展も開催したのですが、今から思えば全く良いタイミングでした‼

大田区で生まれ育ったバニラさんが、初めて登壇された蒲田映画祭は今年8回目を数え、松竹キネマの原点である無声映画をテーマに、10月18日まで様々に展開されています。詳しくは、こちらをご覧下さい。

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