おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2020.10.21column

続々と活動弁士に関する本が出版‼

今月末刊行の片岡一郎弁士初めての本『活動写真弁史』です。

この大著について、昨年12月に発売された『活動弁士の映画史』著者の高槻真樹さんが、シミルボンに書評を書いておられます。

年明け早々1月6日からの展示「活動写真弁士の世界展~日本映画興行の始まり~」では、片岡一郎さんがこれまで集められた貴重な資料類を中心に、3期に亘って紹介する予定です。

期間中の1月17日14時から、片岡さんの活弁と鳥飼りょうさんの生演奏で

無声映画『ロスト・ワールド』(1925年、アメリカ。SFXはウィリス・オブライエン)を上映し、引き続き片岡さんと高槻さんのトークイベントをします。

上掲は、2019年劇場公開された周防正行監督『カツベン!』に合わせて刊行された高槻真樹さんの本。

お二人から、資料を探して、そこからどうやって情報を引き出すのか、その苦労と面白さについてトークして頂こうと思っています。どうぞ、お楽しみになさって下さい‼

類を以て集まる例でしょうか、今年開催された第1回京都文学賞優秀賞受賞『屋根の上のおばあちゃん』(河出書房新社、10月29日刊行)は、トーキーのおかげで職を失っていく活動弁士(主人公のおじいちゃん)が登場する小説で、著者の藤田芳康さん(脚本家、映画監督)にも展覧会最終日の3月28日14時から講演をして頂きます。

近日ここで紹介した本が店頭に並ぶことでしょう。ぜひお手にとってお読みいただければと思います。催しの詳細につきましては、後日改めてお知らせします。

【後日追記】ご参考までに

産経新聞12月4日付け夕刊に、藤田芳康さんの『屋根の上のおばあちゃん』の感想文が載っていました。

そして、こちらは12月12日付け朝日新聞読書面に掲載された片岡一郎さんの『活動写真弁史』について、藤原辰史・京都大学准教授が書かれた書評です。

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