おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2021.02.23column

明日からの大阪芸大歴代学生映画上映作品

つい先日「あけましておめでとうございます」と挨拶していたのに、睦月、如月と休みなく町家で仕事をしていて、気が付いたらあと1週間で弥生3月に。本当に月日の経つのは早いです。

昨年4月から、途中休業要請期間もありましたが、週替わりで継続上映している大阪芸大映像学科学生映画、如月最後の週の上映作品は、短編2作品です。1作品目は延田修吾監督『獄穴山B地獄』(2003年)。

「新選組沖田総司一行は、獄穴山で迷子になってしまう。しかし、そこは魔性の巣窟だった…。とにかくチャンバラ・アクション+ゾンビものをやりたくて作りました」とコメントが。中之島映画祭入選、PJ映画祭入選、さっぽろ映画祭招待作品他。

スタッフに特殊造形:岡太地さんのお名前が。今武蔵野美術大学映像学科で非常勤講師も務める監督さん。以前当館にお越し頂きました。ネットで検索したら宇治市生まれで、京田辺市育ちだと。一昨年までそこで暮らしていたこともあり、えぇっ!という感じで、グッと親しみを感じました。岡さん監督の『トロイの欲情』上映は、まだ先のようです。

2作品目の高橋智紀監督『マッチつけの少女』(1994年)。

健気にマッチに火をつけようとする少女。何度も試みますが、無情に消されてしまいます。それは風魔王たちの仕業でした。少女は風魔王たちに挑みます。真夜中の地下街で、その死闘(舞踏アクション)が繰り広げられるカンフー・ミュージカル・アクションです。

【監督からのコメント】

入学した頃から娯楽格闘アクションを撮りたい、という気持ちがありました。当時、自分の味方となってくれていた人々や自分が生活していた地元を活かした格闘アクションを撮ろうと考え、学内で知り合った舞台芸術学科でダンスや芝居を学んでいる先輩たち、音楽学科の友人を巻き込んで、ヒップホップ系のダンス対バレエの舞踊を軸にして、彼らダンサーにローキックやパンチ、といった私自身の空手の経験を伝授。私の住んでいた西成界隈のおもろい場所をステージに、この娯楽格闘アクション作品の製作に臨みました。深夜の商店街の現場で、火を投げたり、楽曲をラジカセで大音量で流し、それに合わせてダンスをしながら人を蹴っ飛ばしたりするような撮影内容だったわけですが、今から思うと、こんなややこしい撮影内容を、商店街の人たちもよく許可してくれたもんです。感謝です」。

 

前回上映した『オレの女だ!』で、撮影を担当された東本敏宏さんが、土曜、日曜と見に来て下さいました。学生映画を毎週見て下さっているお二人とのおしゃべりも弾んだ様子。

上映時にみんなで集まろうという話があったそうですが、コロナ禍で見送りに。恨めしや、新型コロナウィルスめ。現在は名古屋の中京テレビでアーカイブを担当されているそうで、手前に写っている男性が持ち込まれた名古屋に関すると思われる8㎜で盛り上がり、それを連れ合いが今デジタル化しています。

奥に映っているのは3月6日登壇予定の高槻真樹さんと奥様。京都国立近代美術館で開催された「ピクチャレスク・ジャパンー世界が見た明治の日本ー」へ向かう前に、同じく6日登壇予定の弁士片岡一郎さんのコレクション展「活動写真弁士の世界―映画興行のはじまり―」第2期を見学にお立ち寄りいただきました。

この活動弁士黄金期の資料展示も、残り5日です。ご都合良ければ、学生映画に引き続きこの展示をご覧頂ければ幸甚に存じます。

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