おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2017.05.19column

高峰秀子さん子役時代の無声映画「私のパパさんママが好き」

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朝日新聞伊藤恵里奈記者の特ダネ記事に、連れ合いのコメントも載っています。よその新聞も「追いかけ記事」を書いていて、関心の高さがうかがえます。映画ナタリーには、昨年9月にパテ・ベビー(9.5㍉)について展示と研究発表をして下さった飯田定信さんが、コマ抜き作業をされた映画の画像8枚も載っています。

この8枚の画像を一目見て、昨年世界各国に配信され話題になった小津安二郎初期のサイレント喜劇映画『突貫小僧』を思い出しました。

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1929年『突貫小僧』公開時点では青木富夫ですが、名子役として人気が出て、今回見つかった1931年公開『私のパパさんママが好き』では、突貫小僧の芸名に。齋藤達雄は同じ芸名ですが。記事によれば「映画祭などで広く公開したい」という意向ですので、いずれ拝見できるのを楽しみにしています。きっと面白いお話だろうと思います。

特ダネ記事が掲載された15日、Facebookで音楽評論家の毛利眞人さんが興味深い写真をUPされていましたので、許可を得て掲載します。

淡谷のり子さんレコードjpg

 いただいたコメントを以下に引用しますと

……『私のパパさんママが好き』は1931年2月に新譜で発売されました。ポリドールが松竹映画主題歌のために新設した松竹レコードの第一回発売です。1936年、レコード検閲でカップリングの映画主題歌『ねぇ興奮しちゃいやよ』が製造停止処分(販売分は不問で再プレスは禁止)を受けました。……

映画の初公開は帝国館で1931年1月31日のことだそうですから、映画の人気もあって、家庭用に再編集したパテ・ベビーで発売し、パテの映写機で投影し、それに合わせたレコードを買って蓄音機で聴いて、映画館の雰囲気を家庭でも楽しんでおられたのかもしれませんね。できることなら、見つかった映像とこのレコードの音源を使った催しとして楽しみたいものです。

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ちなみに、これは古い音源を使用してCDに復刻している「ぐらもくらぶ」の商品で、この中に「ねぇ興奮しちゃいやよ」も所収されています。監修と解説をしておられるのが毛利眞人さんです。「ねぇ興奮しちゃいやよ」の解説文に

…「昭和初期、特作映画の合間に上映する添え物映画が大量に作られていました。『私のパパさんママが好き』『二人で感激しませうね』『早く帰って頂戴ね』などまあ枚挙に暇がないんですが、(略)」…

と書いてあります。添え物映画に可愛い子ども時代の高峰秀子さんが出演されていたのですね。

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