おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2018.08.16column

3つの展覧会のご案内(寄贈本のお礼を兼ねて)

『めがねと旅する美術』 - コピー

◎青森県立美術館から届いたばかりの本です。今年6月6日に協力を求められてゾートロープの画像を提供しました。この立派な本の199頁に掲載されています。隣の198頁には、とても素敵なキノ—ラ(1897年頃)が掲載されていて、親しくさせてもらっている東京都写真美術館の所蔵品。「これ欲しい‼」と思わず叫んでしまいました。

この本は「めがねと旅する美術展」のカタログとして作られました。既に見に行かれた方がおられるかもしれませんが、

青森県立美術館:2018年7月20日~9月2日

島根県立石見美術館:9月15日~11月12日

静岡県立美術館:11月23日~2019年1月27日

3館共同企画として順次開催されます。今頃は、青森県立美術館で夏休みの親子連れなどで賑わっていることでしょう。3館の学芸員によるキュレーションチーム「トリメガ研究所」の企画で、2010年度「ロボットと美術」、2014年度「美少女の美術史」に続く視覚文化史展の第3弾になるのだそうです。こうした連携取り組みが行われていることは素晴らしいですね。少し横道にそれますが、当館も参加させてもらっている小さいとこMLも凄い‼といつも思っていますので、参考に目黒寄生虫館の亀谷様作成小さいとこマップのリンクを貼っておきます。お出かけの参考になさってください。

さて、青森県立美術館学芸員の工藤健志さんによれば、「ここで言う『めがね』は、望遠鏡や顕微鏡、そして車窓越しの風景など『レンズ(的なもの)をとおして得られる視覚』の喩えで、俯瞰構図を持つ江戸時代の都市景観図やレンズを用いた『からくり』にはじまり、列車や飛行機の車窓がもたらした近代の新しい視覚、戦後の技術革新によって可視化されたミクロ/マクロの世界、先端のテクノロジーが支える現代の視覚表現を、美術のみならずジャンルを横断しながら紹介しつつ、あわせて心に秘められたもの、世界や時間など、見えないものを見ようとする人間の欲望についても考察する企画」だそうです。詳しくは同美術館のサイトをご覧ください。

◎長野県佐久市子ども未来館で、「マジカリアルーVR・ARが作り出す不思議体験」が7月14日~9月2日に開催中です。

昨年9月16日~2018年3月11日に埼玉県川口市のSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアムで開催されたイベントの巡回展です。9月23日に東京へ行った折、足を延ばして見学してきたのですが、見聞録を書くタイミングを逃したままでした。映像に関する展示が素晴らしく、体験できるコーナーも多く、とても魅力的な施設で、たくさん写真を撮ってきたのですが、ここではごく一部だけにとどめておきます。

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 映像ミュージアムの館内

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 企画展の入り口

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 企画展入り口に、当館の幻燈機が立派なケースに入れてもらって、特別扱いされていたのには吃驚仰天。「もっと良いのがあるのに」と提案したのですが、担当の方は、なぜかシンプルで小ぶりなものを希望されました。この幻燈機、普段は隅っこに追いやられているだけに、晴れ姿を見て、正直見直しました。

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今頃は、長野県の子ども未来館でも、このような光景が繰り広げられていることでしょう。

◎東京都写真美術館から、たった今届いたばかりの『マジック・ランタン―光と影の映像史』カタログです。

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 初日の14日に観に行った友人から「行って来ました。すばらしかったです。図録も良くできています。期間中にぜひ‼」と感動を綴ったメールが届きました。

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関連イベントとして▼8月18日、出品作家小金沢健人さんのアーティストトーク▼8月24日の「江戸写し絵」社中旗揚げ公演「納涼江戸写し絵の夕べ」には、錦影絵を牽引してこられた池田光惠先生も観に行かれますが、私は「映画の復元と保存に関するワークショップ」と重なりますので指をくわえて…。▼9月29日のマジック・ランタンをめぐるレクチャーには、出かけます。当団体正会員でもある中京大学教授の岩田託子先生も登壇者のお一人ですから。その折に、展示物を拝見するのを今からとても楽しみにしています。詳細は同美術館サイトをご覧ください。

似たような所蔵品もあれば、珍しい展示物も載っています。ゆっくりカタログのページを繰りながら楽しみつつ事前学習して、9月29日聴講しようと思っています。秋からのNHK朝ドラに、当館の幻燈機が写るかもしれません。偶然、光学玩具と幻燈機に関する展覧会の紹介になりましたが、昨年9月23日国立劇場小劇場で開催された「映像と語り芸」以来、幻燈機に注目が集まっているのでしょうか。だとしたら、とても嬉しいです。

 

 

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