おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2015.09.05column

第10回映画の復元と保存に関するワークショップ(2)

昨日の朝日新聞夕刊4面「関西発!?見聞考」に、「第10回映画の復元と保存に関するワークショップ」の記事が大きく掲載されました。3日間に亘って開催された内容が丁寧に紹介され、国内外で映画の復元・保存・活用に熱心に取り組む参加者(120人)の活動を、一般の方にも広く知っていただく良い機会となり、嬉しく思っています。いずれはワークショップの内容を紹介しようと思っているのですが、初めての企画「尾上松之助生誕140年記念~日本最初の大スター『目玉の松ちゃん』展(9月16日~10月18日)準備のため余裕がなく、延び延びになっていて、記事掲載は心強い援軍でした。

DSC03074右端に映っている方が伊藤記者さん。この日の参加者は全国各地から集まった専門家や映画ファン16人。他に神戸映画資料館、イマジカウェストでも開催されました。

DSC03047台北映画祭図録に詳細におもちゃ映画などについて書いてくださった許さんも、来日翌日に急遽参加いただきました。一目見た途端、初対面にもかかわらず、旧知の間柄のように出会ったことを喜び合いました。今もその時の感動を思い出すと熱いものが込み上げてきます。許さんは「まるで夢の中にいるようです!!」と挨拶されましたが、その思いは私どもも同じです。許さんは、台湾からおもちゃ映画ミュージアムを支援しようと名乗りあげて下さった他の9人の思いも届けてくださいました。海外からのサポーター登録と同時にグッズもたくさん買っていただきました。実は一昨日も、台北映画祭を見た家族3人が、「映画祭で興味を持った」と台湾から来館されました。この時も余りに嬉しくて、握手したり、一緒に記念写真を撮ったりと舞い上がってしまいました。映画の持つ力でしょうか。映画を残そうという共通の思いでしょうか。5月18日から始めた私どもの活動は、実は容易いものではありませんが、困難な中にも「意義がある」と国内外の方が認めてくださり、応援していただいているのだと受け止め、心から感謝しています。

DSC03052朝日新聞には、3日目に京都会場として開催したミュージアムでのワークショップの様子と写真が掲載されていましたので、順不同ですが、私も3日目の様子から紹介します。これまで復元した無声映画の中から、チャンバラ映画などを見て貰いました。ミュージアムでは通常、お客様がご覧になりたい映像を気軽にいつでも見られるようデジタルで上映しています。

DSC03068実際のチャンバラなどのフィルムをおもちゃ映写機に掛けて見たり、幻灯機の実演もしました。それぞれが気になる機械に触って体験していただきました。ガラス越しではなく、実際に触れて体験してもらうことを大切にしています。

DSC03083そして、今回の受講者でもある活動写真弁士・大森くみこさんに、台北映画祭で好評を博した「怒涛のおもちゃ映画特集」を再演していただきました。参加者に活弁と音楽付きの無声映画の楽しさを味わっていただくことができて、良かったです。大森さん、ありがとうございました。

実は昨日、日本のアニメーション研究の第一人者・渡辺泰さんからお手紙が届きました。8月30日に日本アニメーション学会西日本支部のご一行が来館され(渡辺さんの提案だそうです)、その時この特集をご覧いただきました。お便りには、この特集の中で「不詳」と表記している作品のうち4つの作品について、正式な劇場公開題名とその作品に関する情報が書いてありました。見る人が見るとわかるんですね、パズルがまた一つ埋まりました。「素晴らしい」と感激して、次は希望者を募って、渡辺先生と一緒に、おもちゃ映画の中からお宝探しをする機会を設けたいと思っています。

DSC03088そのあと、陽が傾き始めるまで延々と茶話会。それぞれの思いを話したり、いろんな励ましやアイデアをもらったりと楽しく、有意義な時間を共有できました。この時のハプニングは、参加者の胸の内にそっとしまっておいてください。私ども二人にとって生涯忘れることのない一日となりました。

DSC03086当日参加いただいた皆さんです。この出会いを縁に、その後も連絡を取り合う人が何人もできました。同じ志を持っている人とつながっていると実感できるのは、なんて素敵なことでしょう!

DSC03055この日、もう一組取材いただいたNHKワールドの日本映画紹介番組「J-FLICKS」さんからの連絡によれば、放送は11月24日の予定だそうです。世界140か国に放送されるとか。凄いですね!!!今から楽しみです。詳細が決まり次第、改めてお知らせします。

 

 

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