おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2020.03.16column

残り5日、「没後30年アニメーション作家 岡本忠成 ミニ資料展」

新型コロナウィルス感染拡大を受けて、どこも皆自粛ムードで静まりかえっています。ミュージアムに来てくださるお客様も少ないですが、休校になった小学5年生の妹を連れて、大学生のお兄ちゃんが来てくれたり、中学生の息子さんをご両親が連れて来てくださったりと、休校ならではのほのぼの感が味わえて、それはそれで良かったかなぁと思って見ています。

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今開催している岡本忠成展は、このウィルス騒ぎのとばっちりを受けていますが、目に見えないウィルスが相手だけに致し方ないですね。昨日広島から来てくださった21歳女性もですが、小学校の国語で『モチモチの木』を勉強しているので、内容が分かっていることでもあり、子ども達は少々言葉が難しくても岡本さんが作られたアニメーション『モチモチの木』を興味深そうにご覧になっています。いったいいつから小学校の教材に用いられていたのかしら?良いお話は、何年経っても記憶に刻まれているのですね。

IMG_20200308_0001今回は間近でアニメーションに使われた人形や背景布、絵コンテなどを見ることができ、思っていた以上に人形が小さいことに驚きながら、皆さん興味深く見入っておられます。一昨日は、自己流でアニメーションを作っている友人二人が来てくれて、動かせるように工夫が施された人形の裏側をじっくり見て今後の作品作りに活かそうとしておられました。

昨日はお客さんと一緒に、人形を展示しているこの『モチモチの木』と『メトロポリタン美術館』の他に、遺作となった『注文の多い料理店』と『さるかに』(1972年)を観ました。一作品ずつ表現の手法が異なり、何度観ても見飽きることがない岡本忠成さんの世界です。

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昨日、ツイッターでフォローしている「わとそん」さんが、以前書かれた下記の呟きをリツィートしましたら、幾人かの人がそれをまたリツィートしてくださり、この作品を好きな人がたくさんおられるのだなぁと思いました。

「 10月18日は日本むかしばなし_さるかにの公開日。 物語的な大衆性を担保しつつ、表現の前衛性を追及する天才・岡本忠成作品の傑作のひとつ。 聞きなれた昔話が見慣れない世界に変貌する。 色調を抑えた平面的な背景美術・見事な照明演出等、天才のイメージを具現化するスタッフ達も賞賛しきれない。」

今年は国立映画アーカイブで、アニメーション作家の川本喜八郎さんと岡本忠成さんの企画展が開催されるようで、功績を広く知って貰えるのはとても嬉しいです。当館でご覧いただけるのは、残り5日となりました。関西で初めての資料展です。優れた作品をこの機会にご覧いただければと願っています。

 

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