おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2015.11.22column

「関西文化の日」のお客様

11月14、15日(日)、初めて「関西文化の日」に参加しました。今年第13回目を数える恒例のイベントで、福井、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、徳島の2府8県にある美術館・博物館など約600施設が参加しました。入館が無料になるので、これまでは、この日を心待ちして「さて、どこへ見に行こうか」と楽しみにしていた私でしたが、今年は逆の立場。いったいどれくらいの人が来てくださるのか皆目見当がつかないまま、当日を迎えました。「どうせなら大きくて立派な施設に行かれるだろう」と勝手に想像していましたが、10時半開館にもかかわらず、10時過ぎからお客様が次々来館。

DSC03852オープンして半年たっても、キャプションなどまだまだ不十分なため、最初は一人一人に説明していましたが、間に合わなくなって、ある程度集まっていただけた段階でまとめてすることにしました。おかげさまでたくさんの媒体でミュージアムのことを報道していただいてますが、それが必ずしも動員に結び付くとは限らないのが現実。でも、来館された皆さんから「前から来たいと思って、この日を楽しみにしていた」とお聞きして、多くの方が、おもちゃ映画ミュージアムに関心を持っていてくださったことがわかり、感激しました。

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DSC03857とリわけ嬉しかったのは、何人もの子供たちが来てくれたこと。子供たちにアニメーションの原理、静止画が動いて見えることの仕組みを知ってもらいたいと願っているのに、なかなか訪れて貰えないのを寂しく思っていました。保護者の方に連れてきてもらった子供たちが、興味深そうに工学玩具やおもちゃ映写機を触っているのを見ると、それだけで幸せを感じます。

DSC03836丁度この日は、「第4回無声映画の夕べ」をするため、活動写真弁士の佐々木亜希子さんと大森くみこさんの美人活弁士2人が勢揃い。お母様と一緒に来館された少女に「滅多にこんな機会はないから、活弁士さんにお話をきいてみては」と誘いました。彼女にとって、おそらく初めて聞く職業だったでしょう。きっと記憶に刻まれる素敵な出来事になっただろうと思います。

DSC03858 (3)15日夕刻には、台湾からのお客様も来館。台北映画祭プログラミングディレクターの郭敏容さんとご主人のジェイムスさんです(写真左のお二人。著しく劣化したフィルムの様子をご覧になっています)。彼女は台北での上映の全てのきっかけを作ってくれた恩人。彼女と中西佳代子さん(7月22日付け新着情報に掲載した台北映画祭のリポートを参照ください)が出会わなければ、今年7月の台北映画祭に招待されることも、その後の台北の人々との温かい交流も生まれなかったでしょう。ミュージアムに来てくださってお会いできたことを、心から嬉しく思っています。郭さんが、おもちゃ映画に興味を持たれて、許岑竹さんに相談されたことから、同地の多くの人々が関心を寄せてくださることになり、台北への道が拓かれました。郭さんや許さんたちの活動から教わることもたくさんあり、おもちゃ映画が繋いでくれた縁に感謝で一杯です。

「関西文化の日」に来館いただいたのは、予想を超える人数で、東京をはじめ広範囲にわたる地域からでした。今日は愛知県から来館されたグループの方から、お礼のお便りも届きました。二日間の経験から、気付くことも多々ありました。より良い運営ができるよう今後の糧にしたいと思います。

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