おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2020.07.15column

きょうは、おもちゃ映画12巻と本『映画産業の転換点』を寄贈して頂きました‼

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6月13日早朝に再放送されたNHKラジオ深夜便「明日へのことば アンコール」をお聞きくださった関東在住の堺様から、おもちゃ映画12巻を寄贈して頂きました。

1ロッパの大久保彦左衛門時代劇1939東宝、斎藤寅次郎監督 100FB&W
2天狗廻状 魔刃の巻時代劇田崎浩一監督ライオン30FB&W
3我が無敵艦隊実写  50Fブルー
4チビ丸の北支従軍動画 ライオン50FB&W
5のらくろ鬼大尉の大空突撃隊動画 ライオン50FB&W
6日の丸旗之助化物屋敷動画 ライオン50FB&W
7太郎さんの戦線突破動画 ライオン50FB&W
8冒険ダン吉漂流の巻動画 ライオン50FB&W
9文福茶釜動画宮下万三か?ライオン50FB&W
10ポパイの兵隊外国動画 ライオン50FB&W
11ポパイの酋長外国動画  30FB&W
12外国女性外国映画切り抜き 30Fピンク

 

ラジオ深夜便の反響は、とても大きかったことと、高齢の方から活字で読みたいという声が寄せられたこともあり、内容を書き出したものと、ブログで書いたこと、寄贈を受けた機材やフィルムのことを小冊子に纏め、昨日印刷発注したばかり。一日違いでこの方からの寄贈品は掲載が間に合いませんでしたが、これからもこうした寄贈品が続くことを期待しています。そして、いずれ続号を印刷発注できたら良いなぁと夢見ています。どうか、皆様、フィルムが見つかれば、捨てないで連絡下さいネ。

どうやら、「幻の」と付く映像は見つからなかったようですが、「ロッパの大久保彦左衛門」「天狗廻状 魔刃の巻」「太郎さんの戦線突破」などうちになかったものもあるので、拝見するのが楽しみです。いずれ皆様にお披露目の場を設けて、活かします。ご寄贈、誠にありがとうございました‼

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そして、こちらは今日7月15日に刊行されたばかりの『映画産業史の転換点-経営・継承・メディア戦略』(森話社)。表紙が、今当館で開催している映画『祇園祭』のスチール写真です。でも敢えて、映画の最後の場面を用いられたのかもしれませんね。

編集責任者の谷川建司・早稲田大学政治経済学術院客員教授からの挨拶文によれば「2016~18年度の3年間、京都大学人文科学研究所において組織・運営してきた共同研究会、『オーラル・ヒストリー・アーカイヴスによる戦後日本映画史の再構築』研究会の成果物としての論考集」だそうです。とりまとめが大変だったことでしょう、お疲れ様でした。おかげで素晴らしい本を手にすることができました‼

帯に「幻の映画『祇園祭』をめぐる騒動など」と書いてあります。「なぜ、『幻の』と書いているの?」と連れ合いに尋ねましたら、東京の人にとっては「なぜ、『祇園祭』は京都でしか見られないのか?」という思いがあるからだろう」と答えます。なるほど、山鉾巡行が中止になった今年も、7月16、17、23、24日に京都文化博物館に於てだけ見ることができる特別なイベントと化しています。「イギリスやフランス、アメリカは映像を人類の財産と考えているのに、日本は、そうじゃない。昔から映画を娯楽だと低く見ていることもあるし」と、いつもの言葉が続きます。

ともあれ、7月24日のトークイベントに間に合うように本が届いて本当に良かったです‼ 24日はこの本で、『制作社日誌からみる映画「祇園祭」~歴史的分析の試み』を書いておられる京樂真帆子・滋賀県立大学教授、『映画「祇園祭』の復元と保存について」を書いた連れ合いも登壇しますが、他に田中聡・立命館大学教授、そして目玉は「映画『祇園祭』製作上映協力会事務局長(当時、京都府文化事業室課長)だった堀昭三さんと、中心メンバーだった田中弘さん、ボランティアとして広報などで活躍された岡田佳美さんに、当時のことをお話しして頂くことです。予約はすでにいっぱいで、受付を終えています。有意義な催しになるだろうと今から、とても楽しみにしています。

なお、この印刷できたての本『映画産業史の転換点-経営・継承・メディア戦略』も展示していますので、どうぞお手にとってご覧下さい。そして、良ければ書店にてお買い求めいただければありがたいです。

祇園祭資料展TA - コピー

展示は7月26日までやっておりますので、ぜひ見にいらして下さい。

この本を繰りながら「府政百年記念映画 祇園祭」と書かれたパンフレットがあったことを知りました。菊池暁さんが書かれた文章「まぼろしの映画『祇園祭』パンフレット~挿絵画家・竹中英太郎の『復活』」に載っていました。こうした珍しい資料はなかなか出てくることはないでしょうが、それでも映画『祇園祭』に関する何らかの資料がお手元にあれば、是非今後の研究に活かすためにご連絡ください。そのことも、どうぞよろしくお願いいたします。

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