おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2020.07.05column

夏越しの祓

6月30日半年の厄を落とし、残りの半年の無事を願う夏越しの祓が京都市内各神社で行われました。ミュージアム近くの梛神社でも、毎年この日にあわせて大きな茅の輪がおかれ、茅の輪をくぐって無病息災を願います。ミュージアムを構えて初めて知ったことですが、梛神社では毎年、茅を用意して下さって、それを用いて、参拝者の方々がそれぞれ見よう見まねで小さな茅の輪を拵えます。それを持ち帰って家の戸口に下げて、悪病が入り込まないよう祈ります。

昨年は行けず仕舞いに終わり、今年も行けないかなぁと内心思いながら仕事をしていて、30日から7月1日に日付が変わろうという時刻になって梛神社の前にさしかかったら、意外にも、明るい‼

DSC_1875人っ子1人いない静かな境内でしたが、早速茅の輪の正面でお辞儀をしてから左足でまたいで左周り、次に右足でまたいで右周り、更に左足でまたいで左周りの3周をして、またお辞儀をして左足でまたいでそのまま本殿前まで進んでお参りし、これからの日々の無病息災を祈りました。

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本殿と茅の輪の中央に縄で作った輪が珍しいので、「何という読み方をするものですか?」と今朝神社の方にお尋ねしたら、電球を照らすために電気屋さんが工夫されたのだとか。グッドアイデアですね。一昨年前は、左に写る縁台に腰掛けて、お隣になった人に作り方を教わりながら小さい茅の輪を作りました。そんなことを思い出しながら、視線を左にむけたら、まだ茅が少しばかり残っていました。「あら、嬉しや‼」と思って、2本頂いて帰りました。

そして、漸く今朝になって小さい茅の輪を拵え、神社に行って小さなお札を分けて頂きました。

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 早速、ミュージアム戸口に飾りました。

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右が、できたばかりの今年の小さな茅の輪。コロナウイルスを始め、様々なやっかい事がやってきませんよう、どうぞお守り下さい‼

因みに左は泥棒除け札。天下の大泥棒石川五右衛門が京都三条河原で煎り殺されたのが12月12日という説によります。泥棒が忍び込もうと屋根から戸口を覗くと「12月12日」と書いたお札が目に入る。「おっ、いけねえ。12月12日といやぁ、大先輩が酷え目に遭った日じゃないか。クワバラクワバラ」と退散するという俗信。ミュージアム近所の12歳の女の子に書いて貰ったお札です。このお札、所ジョージさんのテレビ番組でもチラッと紹介して頂いたんですよ。

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さて、この記事に載っている坊城通と四条通が交わった西南角地が梛神社で、このマンション計画は私どもにとって、決して人ごとではない困った案件。周辺は京都市の眺望景観保全地域に指定されていますので、住民の1人として中止して欲しいです。仁和寺門前ホテル計画同様、住民の意向を真摯に受け止めて、市や事業者には対応して貰いたいです。

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