おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2015.01.28column

神戸映画資料館での『寄らば斬るぞ!新国劇と剣劇の世界』のご案内

早稲田大学演劇博物館で開催中の『寄らば斬るぞ!新国劇と剣劇の世界』が神戸でも開催されます。1月31日(土)2月1日(日)神戸映画資料館『チャンバラ=剣劇の魅力』関連企画で、おもちゃ映画集『ちゃんばら時代2014』も紹介されます。講演は、早稲田大学演劇博物館助手・羽鳥隆英さんです。http://kobe-eiga.net/program/

神戸映画資料館・上映プログラムPROGRAM

チャンバラ=剣劇の魅力
1月31日(土)・2月1日(日)
daisatsujin01Aプログラム
「大殺陣 にっぽん剣優列伝」
(1976/75分/16mm)羅針盤
製作:伊藤公一 監督・脚本・原作:夢野京太郎
撮影・編集:井上修 ナレーション:西村晃
*早稲田大学演劇博物館研究事業への協力による特別上映
竹中労(夢野京太郎)が情熱を傾けた「浪人街」リメイクの予告篇的意味合いで、映像ルポの一環として作ったチャンバラ映画のアンソロジー。大正から昭和初期にかけて隆盛したチャンバラ活動写真36本の名場面を集め、夢野京太郎の斬新な脚本によって新たな生命が吹き込まれた。銀幕の剣豪たちとともに、マキノ映画を始め映画黄金時代の青春が甦る。だが、76年に公開されて以後、さまざまな理由で忘れられた幻の映画となった。この映画のプロデューサー・伊藤公一は、週刊誌時代から竹中の同志だったが、2010年2月1日に永眠。撮影・編集の井上修はNDU(日本ドキュメンタリスト・ユニオン)のスタッフで、2005年に台湾原住民の靖国合祀問題を追いかけた『出草之歌 台湾原住民の吶喊 背山一戦』で健在ぶりを示した。『浪人街』リメイクで竹中と協働中のマキノ雅弘と稲垣浩が監修に当たり、ナレーションには「二代目水戸黄門」、昭和の名優・西村晃が名調子を披露している。

 

Bプログラム2本立て
kageboushitorimono01「影法師捕物帖」
(1926-27/49分[16コマ]/35mm/無声/白黒・部分染色)マキノ御室
総指揮:牧野省三 監督:二川文太郎
原作・脚本:壽々喜多呂九平 撮影:松浦しげる
出演:市川右太衛門、鈴木澄子、武井龍三、中根龍太郎
二川文太郎監督でバンツマ(阪東妻三郎)主演の有名な無声映画『江戸怪賊伝 影法師』(1925)の続篇で、市川右太衛門主演で映画化したもの。前篇12巻は元号が昭和に改まった1926年末公開の正月映画。後篇12巻も翌年4月に公開。今回の上映フィルムは、後に前篇、後篇を10巻に縮尺して再公開された中の前篇と後篇の各2巻分のみ。東京国立近代美術館フィルムセンターの「発掘された映画たち2014」で初上映された新発掘フィルム。冒頭には台湾の検閲刻印が入っているので、台湾での公開後、内地に配給されたフィルムと思われる。

kengekijyoyu01「剣劇女優とストリッパー 」
(1953/26分/35mm)
新大都映画
監督:平澤譲二 撮影:富澤恒夫
美術:古川健一 音楽:志村道三
出演:大都あけみ、奥山紗代、三島百合子、空飛小助、キャロル都
当時人気のあった女剣劇とストリップを組み合わせた客受け狙いの際物映画。田舎の芝居小屋で歌舞伎芝居が不入りだったが、東京から呼び寄せたストリップと歌舞伎の二本立て興行をしたところ大成功。映画スターに出世した女座長の回想として描く。無声映画の弁士として知られる加藤柳美が画面を説明。フィルムセンターの「発掘された映画たち2009」で上映されたもの。

 

[関連企画]1月31日(土)・2月1日(日)企画展『寄らば斬るぞ! 新国劇と剣劇の世界』の世界
講師:羽鳥隆英(早稲田大学演劇博物館助手)

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