おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2018.04.06column

中島貞夫監督が取り組むチャンバラ映画

一昨日午後に連れ合いは、所用のため太秦の東映撮影所へ。丁度、いつもお世話になっている中島貞夫監督が映画村にあるオープンセットを使って時代劇を撮影中。この日は100人以上のスタッフキャストで取り組んでおられたそうです。

IMG_20180405_0001 (2)これは、3月27日付け京都新聞1面に掲載された記事。監督の左後ろに本作で監督補を務めている熊切和嘉さんが写っています。大阪芸大映像学科の卒業製作『鬼畜大宴会』は第20回ぴあフィルムフェスティバル準グランプリを受賞して大きな話題になり、2014年の『私の男』はモスクワ国際映画祭で最優秀作品賞に輝きました。

彼だけでなく、向坂さんも助監督に付き、谷さんはスクリプターとして、福居さんは製作に、米田さんは編集に、カメラ助手本松さんや録音などにも大阪芸大映像学科卒業生の顔ぶれが見られたほか、この日は『リンダ リンダ リンダ』『天然コケッコー』などで知られる山下敦弘監督やシナリオの向井康介さんも顔を見せていて、「さながら映像学科卒業生の同窓会のようだった」と嬉しそうに話してくれました。中島時代の教え子たちが映画の撮影現場で活躍し、中島先生の作品を支えていることは、中島先生ご本人にとって何よりも嬉しいことでしょう。「よーい、スタート!」という中島監督の元気な張りのある声が、現場の中に轟いていたそうです。

京都の撮影所の中には、大阪芸大の卒業生が多くいます。東映京都の撮影所でも照明部以外はすべていると言われています。中でも中島時代の卒業生は、中堅の技術者として堅実に育っていることが何よりです。

若い人たちも、時代劇の作り方を学ぶ絶好の機会。この経験を生かして、時代劇の灯がこれからも絶えることがないよう継承していってもらいたいです。そして、中島先生には健康に充分気を付けられて、「これぞチャンバラの醍醐味」という作品を見せていただけることを、今から楽しみに待っております。

それにしても、劇映画を撮るのは20年ぶりとか。3月21日に、京都の河原町や新京極にあった映画館の看板を作っていた「タケマツ画房」の思い出を語ってくださった井上さんは「一週間毎に映画が変わるので、毎週150~200枚のベニヤ板が工房に届いた」といっておられましたが、隔世の感がありますね。映画にとっては厳しい時代です。

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