2022.09.04column
川端康成没後50年を記念し、原作を大胆に翻案した五所平之助監督が描く『戀の花咲く 伊豆の踊子』特別バージョンを鑑賞‼
昨日川端康成没後50年を記念して開催した福田淳子・昭和女子大学教授の講演「川端康成『伊豆の踊子』とその映画化」と、五所平之助監督作品で西村小楽天の活弁付き特別バージョン『戀の花咲く 伊豆の踊子』上映会の様子を読売新聞京都版で紹介して頂きました
めったに観ることができない作品でもあり、貴重な体験の場になりました。福田先生はじめ参加者の皆さん、そして大切な資料をお貸しくださった活動写真弁士片岡一郎さんと活弁付き無声映画上映が大好きな松山明憲さんのご協力にも心から感謝申し上げます
先生から著書『川端康成をめぐるアダプテーション展開』を寄贈頂きました。
8月19日の川端康成学会大会のテーマも「川端文学の21世紀ーアダプテーションの地平」であり、私自身聞きなれない“アダプテーション”というカタカナに戸惑いましたが、映画に翻案されるばかりではなく、テレビ、舞台、ラジオ、アニメなど様々に原作が活かされていて、先日の学会では翻訳もアダプテーションだという考えが示されていました。川端自身はアダプテーションされることをむしろ楽しんでいたのだそうです。
諸々の振り返りについては、この後に書こうと思っていますので、申し訳ありませんが、今しばらくお待ちくださいませ。先ずは新聞掲載のお知らせまで。読売新聞の記者さんには京都市内で多くの催しがある中で、取材対象に選んで頂きましたことをとても嬉しく思います。ありがとうございました‼