おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2017.04.14column

4月12日付け朝日新聞夕刊から

京都国際マンガミュージアムで開催中の、国産アニメーション誕生百周年記念展示「にっぽんアニメーションことはじめ~『動く漫画』のパイオニアたち」展の紹介記事が、昨日4月12日付け朝日新聞夕刊3面に掲載されました。

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日本アニメーション史の第一人者、渡辺泰先生が「載ってるよ」の第一報。それを受けて今回の企画者のお二人新美ぬゑさんと森下豊美さんを経て、私も知り、翌朝自宅近くの販売店まで買いに走りました。最近はコンビニで夕刊を販売していない(余所の地域は存じませんが)ので、入手するには販売店まで走らないと入手できないのが困りもの。

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国産アニメーションのパイオニアの一人、北山清太郎については、今年1月13日に和歌山県立近代美術館へ行って勉強したのでおおよそのことはわかるのですが、残る3人については今度の展示で勉強することに。「動き出す!絵画~ペール北山の夢」展の図録で、渡辺先生は「その後の北山清太郎 日本アニメーションの誕生に関わる3人のパイオニア」の題で文章を書いておられます。3人は北山清太郎、下川凹天(渡辺先生は「おうてん」のルビ)、幸内純一(こううちすみかず)。これに今回の企画展では京都市下京区出身の前川千帆が加わっています。

上映に際し、何度も新美さん、森下さん、そして、京都国際マンガミュージアムの窓口になってくださった應矢泰紀さんに来館いただき、どの作品を会場で上映するか打ち合わせをしました。所蔵するアニメーションを見てもらっていると「なんで、こんな映像がここにあるの?」という声がいくつも聞かれました。私たちでは「不詳」と書くしかなかった映像に、少しずつタイトル名が付されていく過程はなかなかのものでした。実写版の所蔵映像お宝探しは、昨年11月12日東京のラピュタ阿佐ヶ谷で開催された特別イベント「おもちゃ映画ミュージアム 宝探し上映」で、当館所蔵映像のタイトル探しをしてもらいましたが、アニメーションにつきましても、彼らと一緒にお客さまも交えてタイトル探しの場を設けられたら良いなぁと思っています。

今回の京都国際マンガミュージアムでの企画展開催を通じて、新美さん、森下さん、應矢さんと知り合えたことは私たちにとって、おおきな財産です。新美さんは本来はマンガの研究者なのだそうですが、「アニメーションの研究が進んでいないので」と深めたアニメーションについての知識が今回大役立ち。マンガ研究は進んでいても、アニメーション研究は進んでいないというのは、ちょっと意外な感じがしました。今回の企画展が契機になって、今後発展して行けば良いですね。

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4月23日(日)に、北山清太郎について詳しい津堅信之さんを特別ゲストに、森下さん、新美さんをお招きして研究発表と所蔵映像の上映会をいたします。さらに5月21日(日)にもアニメーション上映会などを開催します。研究発表をお聞きになってから京都マンガミュージアムで展示をご覧になるのも、豊かな鑑賞と学びの機会になるのではないかとお勧めします。

若い彼らの熱のこもった催しに、たくさんの皆さまのお運びをいただければ、誠に幸いに存じます。

 

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