おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2015.08.03column

中島貞夫監督の著書『遊撃の美学』完成披露&80+1祝賀会

DSC02774 (2)8月1日の夕方、当ミュージアムで、中島貞夫映画監督の著書『遊撃の美学』文庫版(ワイズ出版)上下巻完成と81歳の誕生日をお祝いするパーティーが開かれました。

今日も京都は暑く、4日連続の猛暑日となりました。当日も38度を記録し、猛烈な暑さでした。そんな中50人もの人が、監督のお祝いに駆けつけ、体感温度はさらにヒートアップ。本瓦、土壁、通り庭の京町家と言えども、皆さん汗だく。申し訳なくて、私は冷や汗びっしょり。

門川大作京都市長さんもお祝いに駆けつけられました。監督に花束を贈呈、市の乾杯条例による日本酒で乾杯して、祝賀会は幕を開けました。市長さんはその後、鴨川納涼、京の七夕の式典会場に向かわれました。ご多忙の中、わずかな時間とはいえこのミュージアムに足をお運びいただいたことを嬉しく思います。

DSC02791関西テレビの鈴木さんが手にしているのが、先に出版された単行本『遊撃の美学』⁽2004年4月刊行)、そして女優さんが手にしているのが、5月に完成した文庫本下巻(上巻は昨秋刊行)です。

DSC02793単行本出版から11年、その間に大阪芸術大学で映画づくりを志す若者たちへの指導や、映画づくりを通じて地方の文化を地元の人によって発信する事業の支援、8回続いた京都映画祭と昨年から始まった京都国際映画祭での活躍と目覚ましいものがありますが、ずっと心にあるのは大チャンバラ映画を撮りたいという熱い思い。「殺陣には、怒り、悲しみ、狂気、愛…と日本人の死生観が滲み出る。その殺陣の文化がこのままでは消滅してしまうのではないかという危機感が募る。殺陣は断じて消滅させてはならない日本のパフォーマンス芸術の一つである」と語る中島監督に大きな拍手が送られました。

DSC027858月8日で満81歳になられます。

DSC02798 (2)少しばかり早いですが、みんなで「Happy Birthday to you ♪」を歌い、「フゥー」と蝋燭に息を吹きかける監督。和やかで、楽しい場に参加させていただいている幸せを味わいました。

DSC02800大勢の人が集い、監督の健康と益々のご活躍を祈りました。私は、熱く「チャンバラ美学」を語られる様子に感動し、「チャンバラ美学をふんだんに散りばめた中島映画を、早く大きなスクリーンで観てみたい」と思いながら聞いておりました。この翌朝、監督は映画づくり支援のため鳥取県へ向かわれました。いやはや、お元気です。

 

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