おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2019.09.21column

京都民報紙面と三重映画フェス実行委のサイトで、特別展示「生誕110年 山中貞雄」を紹介いただきました!

 明日付京都民報に、これから開催する「山中貞雄 生誕110年記念展示」について紹介記事を掲載していただきました。

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記事では、山中貞雄監督が出征することになり、武運長久を願って、P・C・L製作所(東宝東京撮影所)の大勢の仲間たちが送った「長尺の書簡のコピー」になっていますが、それは取材を受けた時点でのこと。その後山中と親交が深かった劇団前進座さんのご厚意でお借りした資料類の中に、本物の長い巻物になった書簡があり、びっくりしています。まだ無名に近い頃の黒澤明監督の名前も、谷口千吉、井上 深と一緒に3人連名で署名がありました。5m以上はあるので、全体はコピーでの展示ですが、もちろん本物も一部を見ていただきます。他に『河内山宗俊』『街の入墨者』、遺作となった『人情紙風船』のシナリオ、封書類も。

日本映画史研究家本地陽彦先生のコレクションからは、拡大したスチール写真(コピー)類や、封切り時の新聞広告(コピー)、『人情紙風船』や『その前夜』の封切り時のチラシ実物、たくさんの書簡もお預かりしていますので、どうやってご覧いただくか、これから頑張らなければなりません。

改めて、貴重な資料類を快くお貸しくださった劇団前進座さんと日本映画史研究家の本地陽彦先生に、この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。荷物を開けながら、「へぇ、こんな資料がある!!」と連れ合いと二人して感嘆の声を上げています。

28日、11月10日のトークイベントには遠くから、連続での申し込みもあり、「全国に山中貞雄のファンがいますから」と仰っていました。会場が狭いので、定員30名とさせて貰っています。できるだけ事前にご予約をいただけると助かります。両日とも終演後に懇親会(別途500円)もございますので、併せてお申し込みをいただけると嬉しいです。山中貞雄監督を讃えながら、和やかなひとときをぜひご一緒しましょう。

今回の催しに併せて、京都市上京区の大雄寺境内にある大きな「山中貞雄之碑」を専門家の藪田夏秋さんに拓本をとってもらい、それを軸装していただきました。期間中はそれのお披露目もします。碑文の文字は親友の小津安二郎監督です。

そういった経緯もありますので、先日「全国小津安二郎ネットワーク・ニュースレター」(最新版はVol.109 )の編集をされている田中 忍さんに、可能なら「山中貞雄展」の広報協力をお願いできませんか?」とメールを差し上げましたら、突然の不躾な願いにもかかわらず、即OKの返信を下さいました。「今後もなんなりと協力できることをするので遠慮なくご連絡ください」とまで仰ってくださって、感激しました。田中さんは、三重映画フェスティバル実行委員会会長もされていることから、昨日、その三重シネマネットでも「山中貞雄展」のことをサイトで紹介してくださいました。お知り合いにも声かけをして呼びかけてくださったりと、本当に親切で優しい方。「感謝」の言葉しか思い浮かびません。

大勢の良き人々との出会い、ご縁によってこうして私どもが、思いを実現できていることの幸せを味わっています。惜しくも28歳の若さで戦病死した天才映画監督のことをお一人でも多くの方に知って貰いたいと思っています。ご来場を心よりお待ち申し上げます。

山中貞雄A

 

 

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