おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2020.06.22column

手作りパーティション、そして今日も嬉しい頂き物が続きました‼

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先ほど、COVID-19感染拡大を防ぐためのパーテーションを手作りしました。連れ合いは、元々彫刻科出身だったこともあり、こうした工作物をしているときが最も楽しそう。28日成瀬巳喜男監督についての講演会があるので、それに間に合わせるためですが、もう一つ、上から下げる大きなビニールシートも手作りしました。これは7月26日に活弁上映する時に坂本頼光さんの前に下げるつもり。目に見えないコロナウィルスが相手だけに、試行錯誤しながらやっています。

今日は、6月13日早朝放送されたNHKラジオ深夜便の「明日へのことば」をお聞きになった92歳と87歳のご夫妻が「感動して、何かお手伝いができればと思って寄付金を持って来た」とお越しくださいました。コロナ禍でお客様になかなかお越ししただけない苦境の中、いただいた温かい思いやりが、とても嬉しいです。昨日のブログで、「幸運が一度ならず、二度ならず、三度もやってきて、信じられない思いでいます。と書きましたが、今日もその幸運は続きました。本当にありがたいことです!!!!!

そこへ、今度は郵便屋さんが配達に。うちへ来て下さる郵便屋さんは、皆さん手渡しをしてくださるのです。「こんにちはー」の声に「は~い」と返事して、私がバタバタ2階から降りてくるのを待って、手から手へ。ウィルス云々なんかちっとも気にしない。「思いのバトンタッチがいつも嬉しいなぁ」と思っています。

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そうして開けた封筒には、『精読 小津安二郎 死の影の下に 』の本と「全国小津安二郎ネットワーク ニュースレター」2部が入っていました。著者の中澤千磨夫さんは、このネットワークの会長さんをされています。以前小樽市から「山中貞雄を偲ぶ会」に参加された折り、立ち寄ってくださった時交わした会話を昨日のことのように覚えています。この出会いがあって、昨年の山中貞雄の拓本取りにつながったのですから。2017年6月30日、現視舎から発行された『精読 小津安二郎 死の影の下に 』を、これからゆっくり拝見させていただきましょう。

左にあるのは、先頃ご恵贈いただいた神戸大学大学院で研究されていた福島可奈子さんの博士論文。章立ては、

はじめにーメディア考古学という方法

第1部 幻燈全盛の時代:娯楽と教育のはざまで混淆するメディア

第2部 玩具映画全盛の時代:娯楽として混淆・模倣するメディア

第3部 小型映画全盛の時代:娯楽として拡散し、教育として収束するメディア

終わりに

内容がうちに所蔵するものにピッタリなので、こちらもゆっくり拝見して学ばせていただきながら、来館者への説明に活かせるようにしたいと思っています。いずれも関心がある方は、お声がけいただければ館内でお読みいただけます。

 

 

 

 

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