おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2021.03.21column

24日から話題を集めた熊切和嘉監督『鬼畜大宴会』上映‼

24日からのファーピクは熊切和嘉監督『鬼畜大宴会』(1997年)です。傍で見ていて、連れ合いが長い大阪芸大時代を振り返り、最も回数多くお名前が出てくる一人が熊切さんではないかと思います。それぐらい印象深い学生さんだったようです。
 
当館がオープンした2015年は、丁度文化庁新進芸術海外研修制度でパリに留学中でした。帰国して立命館大学で教えておられる途中に下車して2016年11月25日、ご夫妻で訪ねて来てくださいました。
誇りに思っている教え子が訪ねて来てくれて、満面笑みの連れ合いです。一緒に写っているのが、先月14日「ちきゅうラジオ-NHK」に出演したマンス・トンプソンさん。プロのカメラマンですが、忍者映画をこよなく愛して、研究を続けている方。右端が映像作家・映画監督・カメラマンとして活躍している馬杉雅喜さん。偶然3組が居合わせたことを記念して写真を撮りました。
 
 
卒業制作『鬼畜大宴会』は第20回ぴあフィルムフェスティバルで準グランプリ(通常の上映時間に上映できず、レイトショーで上映されたためでしたが、良い作品は評価すべきだとクレームが付き、話題になりました)。この作品はベルリン国際映画祭に招待され、ホラー映画で有名なタオルミナ国際映画祭でグランプリを受賞しています。
 
『海炭市叙景』(2010年)で一気に評価が高まり、国内外の映画祭で多くの賞に輝きました。
さらに2014年の『私の男』ではモスクワ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞と、熊切さんの多くの作品が国内外の映画祭に出品・招待され、数多く受賞されています。日本映画を牽引する映画監督の一人です。
 
たまたま今日の日経新聞に両開きという大きな紙面で「伊藤大輔、ほとばしる熱情(上) 活劇のリズム、近代劇の深み」が載っていて、そこに『鬼畜大宴会』を指導した中島貞夫監督(当時は大阪芸大映像学科教授)の『多十郎殉愛記』(2018年)の一場面も載っています。中島監督が伊藤大輔監督の『長恨』を下敷きにしたという流れで、載っているのですが、この作品で熊切さんは監督補佐をされました。
 
コロナ禍の影響もあり、映画界は厳しい状況にありますが、ぜひ熊切さんたち若手映画人に頑張っていただき、優れた作品をこれからも続々と生み出して貰いたいです。
 
話題を集めた『鬼畜大宴会』、レイトショーではなく、朝10時半からの上映です。28日まで各日1回上映ですので、お見逃しなきよう。ご来場をお待ちしています。

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