おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2021.05.01column

コロナ禍で迎えた2回目「GW」、京都新聞「レジャーの今昔」連載①は映画館

昨日の京都新聞市民版に連載記事「まちを見つめて レジャーの今昔」1回目が載っていました。そのテーマは映画館。記事中に、京都の映画館文化を調べておられる立命館大学映像学部教授で当団体正会員でもある竹田章作先生、アニメーション関係の催しでよく来て下さる金田洋和さん、そして京都みなみ会館館長の吉田由利香さんのコメントが載っていました。

京都の中心部に位置する河原町通や新京極にあった松竹系映画館の看板を一手に引き受けていた在りし日の「タケマツ画房」二代目の耕作さんがお元気なうちに、現役当時の仕事ぶりが新聞に掲載されたことを自分のことのように嬉しく思います。本当に良かったですね。

「ゴールデンウイーク」の呼び名は、映画会社の役員が名付けたそうですが、ネットで検索すると役員とは、大映株式会社の松山英夫常務のことをさすようです。以前聞いた話では、ミュージアムにほど近いJR二条駅は京都北部から市内に働きに来る人が利用し、休みの日となれば大勢の人が千本三条周辺や千本今出川周辺にあった数多くの映画館で「娯楽の王様」だった映画を楽しんでおられたようです。

竹田章作先生には、当館で発行している小冊子シリーズ6『京都の映画館』として、今執筆をお願いしていて、今年7月半ばに完成予定で進めています。どうぞ、楽しみになさってください。

なお、連載ということで、今日5月1日の連載が何をテーマにしているか気になっておられる方がおられるかもしれませんので、参考に書きますと、②はデパートの屋上遊園地です。1912(大正元)年大丸京都店屋上にローラースケートができる運動場が登場したそうです。このように書きながら、連れ合いに「ローラースケートって、早くから流行っていたんだね」と申しましたら、「宮川一夫先生(1908-1999)は、ローラースケートがもの凄く上手で、ローラースケートを履きながらカメラを持って、チャンバラシーンを(近付いたり、離れたりしながら)撮影しておられた」と言うので、「へぇ~」と私。その写真は、残念ながら残っていないようですが…。

1956(昭和31)年に京都高島屋に屋上プレイランドが完成し、2012年に閉鎖されるまで、人々に愛され親しまれました。小さかった愚息を連れて遊びに行ったこともあり、記事を読みながら懐かしくその頃のことを思い出しています。さて、連載③は何がテーマでしょうか、全5回シリーズだそうです。「ゴールデンウイーク」といえども、緊急事態宣言下でもあり、STAY HOMEが叫ばれています。皆様におかれましては、どうぞご安全に日々お過ごし下さい。

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