おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2021.05.02column

明日3日第14回アジア国際青少年映画祭がスタートします‼

ご案内が直前になってしまいましたが、明日5月3日第14回アジア国際青少年映画祭(AIYFF)がオンラインでスタートします。日本・中国・韓国の学生映画作品を対象にした国際映画祭で、映像を介してアジアの青少年達が交流する場として、2004年韓国での開催から始まりました。7、8回ぐらいまではずっと連れ合いが日本側の作品集めの窓口をしていましたが、今は東京の高橋克三さんが日本側窓口を引き継いで、一生懸命尽力してくださっています。3ヵ国で持ち回り開催の計画でしたが、諸般の事情でこれまで日本での開催が難しく実現できずにいました。

2019年韓国で開催した第13回の時に、日中韓三国協力事務局長道上尚史様のお力添えを賜ったことなどで、2020年第14回映画祭を初めて日本で開催することが可能になり、関係者の皆さんと日本で再会できることを楽しみにしてきました。

そこに新型コロナウイルス感染症が世界中に拡大の非常事態発生で、やむを得ず昨年の開催は断念。今なおこの脅威は去ってはいませんが、先ずはオンラインで下記要領で開催し、6月に東京のとしま産業振興プラザのホールで上映することになりました。詳しくはこちらをご覧下さい。

◎5/3(月)13:00~、開会イベント ライブ配信・無料

最初に、道上尚史様による特別セミナー「東アジアと日本」。外交官として韓国・中国での駐在勤務を歴任された経験から、文化・芸術、生活観や家族観などを含め、お互いの国をより深く知るためのお話をして頂きます。韓国からオンラインでの放映となります。

引き続き、第14回アジア国際青少年映画祭開会プログラム

(1)映画祭開会宣言 AIYFF高橋実行委員長
(2)開催に寄せてご挨拶 TCS道上事務局長 豊島区 高野区長
(3)映画祭についてご紹介
(4)第14回アジア国際青少年映画祭 選出作品紹介
(5)映画祭参加監督より メッセージ動画上映
   日本・韓国・中国の学生監督から
(6)OB/OGゲストトーク「私の参加したAIYFF」
(7)AIYFF出身藤本匠監督の商業デビュー作品
  「自宅警備員のフェアリーテイル(仮題)」のご紹介

◎5/4(火)~5/9(日)、2016-2019年の優秀作品上映会 オンデマンド・無料

◆上映ラインナップ(変更となる場合あり)
2019年最優秀作品賞「Stable」(韓国)
2019年優秀作品賞「Run」 (中国)
2019年最優秀アニメーション賞「Movie Traveller」(中国)
2019年最優秀監督賞「The second dine out」(韓国)
2018年最優秀アニメーション賞「優しい雨」(日本)
2018年優秀作品賞「Get it beauty」(韓国)
2016年最優秀撮影賞「とんでもないスケーター」(中国)
2016年最優秀作品賞「日曜に会い、月曜にさようなら」(中国)
2016年優秀作品賞「見知らぬ家族」(韓国)
 
※ご覧になるのは、こちらから申し込みが必要です。

◎6/18(金)~6/20(日)、全作品上映会・特別試写会。
会場はとしま産業振興プラザ。
6/18(金) 【ドラマ】日本・韓国・中国
18:10開場 18:20開演 21:00終了

「赤いスマートフォン」 監督:冯薇朵 Liang Fang(中国)
「手紙」監督:오준기 Oh Jun Gi (韓国)
「Light・Walk」監督:米澤 洸奎(日本)
「カゴの中の鳥」監督:王江静 Wang Jiangjing(中国)
「あの人以外の私たち」監督:フウ リクヨウ(日本)
「コールミー!」監督:김민지 Kim Minji (韓国)
「答え合わせのないあなた」監督:増田 晶子 (日本)

※ラインナップが変更となる場合がございます。

6/19(金) 【ドラマ】日本・韓国・中国
18:10開場 18:20開演 21:00終了

「京の花」監督:김원준 Kim Wonjoon (韓国)
「キツネおじいちゃんの贈り物」監督:王博伦 Wang Berlarin(中国)
「ウォンイェの話」監督:이희원 Lee Huiwon (韓国)
「クリスマス・グリーティング」監督:西 遼太郎 (日本)
「児童給食」監督:홍연이 Hong Yeon I (韓国)
「トカトントン」監督:佐藤 早苗

※ラインナップが変更となる場合がございます。

6/20(日) 【特別試写】 AIYFF出身監督商業デビュー作
9:40開場 10:00開演 11:30終了

「自宅警備員のフェアリーテイル」監督:藤本匠(日本)

6/20(日) 【アニメーション&ドラマ&ドキュメンタリー】
18:10開場 18:20開演 21:00終了

「別れ」監督:杨青 Yang Qing(中国・アニメーション)
「くじらの湯」監督:キヤマミズキ (日本・アニメーション)
「Lepeti Lapetitet」監督:임예빈 Lim Yebin(韓国・アニメーション)
「もう子供じゃない」監督:王冠翔 Wang Guanxiang(中国・ドラマ)
「Black women's HAIR matther ”彼女達の挑戦”」監督:瀬田 萌々子 (日本・ドキュメンタリー)
「日本一大きいやかんの話」監督:矢座 孟之進 (日本・ドキュメンタリー)
「チベットに風来たる」監督:赵丰怡 Zhao Fengyi(中国・ドキュメンタリー)
「Empathy Trip」監督:久保田 徹(日本・ドキュメンタリー)
 
※ご覧になるのは、こちらで申し込み(有料、一部無料)が必要です。
 
どうぞ、よろしくお願いいたします。お知り合いにもご案内いただければ幸いに存じます。
写真は、第13回アジア国際青少年映画祭の時のもの。2019年10月25~28日、韓国芸術総合学校芸術劇場、秀林文化財団多目的ホール、韓中日三国の協力事務局国際会議場を会場に開催されました。私ども夫婦はご招待を受けて参加させて頂きました。久し振りの再会に笑みがこぼれます。
国際政治には色々あるのでしょうが、民際(民間の国際交流)は深く広く温かく。歓迎パーティーで、三国仲良くケーキ入刀のセレモニー。
日本から参加したメンバー一同。後列右端は河井真也審査委員(今回は芸術監督)、左隣が高橋克三日本団長(今回は実行委員長)、左隣が武蔵野美術大学学生だった藤本匠さん。AIYFF出身監督商業デビュー作『自宅警備員のフェアリーテイル』が今回特別試写会で上映されます。前列左端が小口詩子審査員。作品が日本代表作となった若き監督さんたちと。
第13回開幕式・開幕作品上映(於:韓国芸術総合学院芸術劇場)。「疎通」をテーマにした大会進出作品24本が紹介されました。韓国で人気がある「旅行スケッチ」とガールズグループ「ウィキミッキー」の公演、開幕作品上映はイ・テフン監督の「Air Conditioner in PANMUNJEOM」でした。とにかく韓国側の至れり尽くせりの大歓迎に圧倒された4日間でした。
日中韓の選出された作品の監督さん達が一堂に。
韓中日三国協力事務局国際会議場で、3ヵ国の青少年監督たちの映像文化に対する自由討論。①私はなぜ映画を作るのか?②各国の映画や映像教育システムについて。会場からも頼もしい意見が活発に交わされました。
表彰式では、大阪芸大映像学科の森山一輝監督『火ノ兎』が銀龍賞に輝き、代理で連れ合いが受け取りました。ご本人が直接でしたら良い思い出になったのでしょうけど。
誠におめでとうございます‼
 
日本団長の高橋克三さん、今回の実行委員長です。この時発表された第14回のテーマが『共生』。コロナ禍で延期を余儀なくされ、ようやく明日開催に漕ぎ着けることができて何よりです。随分とご苦労されたことだろうと思います。ありがとうございました。
私どもは、映画祭の合間に韓国映像資料院を訪問し、占領下の韓国を記録したフィルムを寄贈したり、ばったり街中で大阪芸大でも教鞭をとられていた染織家の熊野清貴先生と出会ったりと、楽しい4日間を過すことができました。
日本語がとても上手で、日本からの団体の通訳ボランティアをしてくださったシン・キョンファさん(左写真)とお嬢さん(銀龍賞受賞の花束を御礼にプレゼント)には、とても良くして貰いました。その後も交流を続けられていることはかけがえのない財産です。改めて民際の大切さを思います。
 
明日からの「第14回アジア国際青少年映画祭」のお知らせを書くことで、漸く第13回の思い出の一部を書くことができました。余裕があるときに、初めて訪問した韓国での思い出の続編が書けたらと思っています。

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