2021.08.20column
アクション俳優千葉真一さんの訃報
今朝のニュースで「まさか！」と信じられぬ思いで聞いたのが、アクション俳優で世界的に有名な千葉真一さんの訃報。憎き新型コロナウイルスの犠牲になられました。
「えぇっ、あの屈強な体の持ち主が‼」と、それから数時間経った今もまだ信じられない。昨年9月20日京都国際映画祭と沖縄国際映画祭での上映プログラムとして「中島貞夫×千葉真一×照屋年之のユンタク鼎談～沖縄と映画を語る～」の撮影で、当館にお越し頂きました。その時の様子はこちらで書いています。
チラッと覗き見える胸元から、男らしい色気が感じられ、そして引き締まった体。「いつ声がかかっても出られるように日頃から準備している」と仰っていました。まさか、コロナに倒れられるとは‼それほど恐ろしいウイルスなんです。ご自身の考えでワクチン接種を受けておられなかったようですが、やはり、こうした事実を前にしては、接種を受けられる方が重症化を防げるのではないかと私などは思います。
先月載った週刊誌の記事では、ご長男の真剣佑さんと次男の郷敦さんを助さん格さんに見立て、水戸黄門を作りたいという夢を語っておられます。中島貞夫監督と同様、日本の時代劇復活を願い、「時代劇を盛り上げたいという人の力を借りて、世界を振り向かせるような時代劇を作りたい」と話しておられましたが、その夢は、イケメン俳優の二人のご子息に引き継いで頑張って叶えていただきたいです。
それにしても、僅か11ヵ月前の写真を見ながら、「あぁー」と溜息をついています。残念です。悔しいです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
【8月21日追記】
千葉真一さん死去を受けて、京都新聞映画担当三好記者の記事が21日付け三社面に掲載。中島貞夫監督も昨年9月20日の対談での思い出について触れ「夢を語り続けた人生だった」と話しておられます。
