おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2022.03.10column

本日の「大阪フィルム アーカイブ計画 上映会」で当館所蔵16ミリが上映されます‼

直接この上映会について、私自身が知らなかったこともあり、「今日の午後2時に出かける」と先ほど連れ合いが申しましたので、「どこへ?」と聞いてようやくわかった上映会のお知らせです。ご案内するには遅きに失したようですが、当日キャンセルなどで空きが出れば入場できる場合もあるそうなので、恐縮しながら掲載まで。

今日10日15時からの上掲Gプログラム「戦後・企業の歴史とバブルへ」で当館所蔵映像『世界は大阪から』が16ミリ上映されます。1983年大阪駅ビル「アクティ大阪」の完成にあわせ、玄関コンコースに巨大なアルミ合金の壁画が設置されました。テーマは「世界は大阪から」、大阪市と姉妹都市を造形化したものです。

製作したのは、京都の傳來工房(当時は橋本合金㈱)。名物社長であった橋本奈良二氏が脚本家依田義賢先生に相談し、「大阪映像セミナァ」の名のもとで、連れ合いらが撮影したもの。カーテンウォールというビル壁を軽量のアルミ合金で作る製法を考案し、高層化するビル建設に貢献した会社で、特に金属レリーフや彫刻など鋳造芸術を建造物にマッチさせることで、芸術化を推進しました。

大阪駅のレリーフ製作を順に撮影するだけでなく、傳來工房が新しく作った造形“CAST RENAISSANCE”の意気込みと橋本奈良二氏をドキュメントした作品です。

もう1作品、田辺三菱製薬㈱が、1963年に創業285年を記念して制作した記録映像の上映も。

主催者の一団体、大阪中之島美術館の担当者様は、フィルムのデジタル化で何度も来館頂いていましたのに、おしゃべりの花ばかり咲かせて、肝心なことを聞き逃していたことを後悔しています。今後も継続してこの上映会がなされるはずですので、今後はしっかりとご案内できるよう心がけます。

記事検索

最新記事

年別一覧

カテゴリー