おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2017.05.03column

看板「玩具映画博物館」を上げました‼

勘亭流4代目井上優さんに書いていただいた「玩具映画博物館(おもちゃ映画ミュージアム)」の看板を昨日上げました。井上さんとの出会いについてはこれまで何度も書いていますが、本当に人との出会い、縁とは面白いものです。

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その看板を書いていただいた様子は、こちらで書きました。勘亭流の文字は、京都南座の年末恒例「顔見世興行」で、隅々まで客席が埋まるように升目いっぱいに、空白をなるべく少なく書くのが特徴。井上さんの言葉を借りるなら「ミュージアムが『苔むすまで』人々に愛されるよう願いを込めて書いていただきました。

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そして、4月30日、看板を仮置きをして「どや顔」の宇山隆之さん。映画の美術をしていて、大阪芸術大学映像学科でも教えています。この町家の改装はほとんど彼が手掛けたも同然。彼なしにミュージアムの開館は不可能だったといっても過言ではありません。昨年の春休みには、物置と裏木戸周辺の造作をお願いしました。そして今年は、看板上げの造作のほか、雨樋修理、長机作り、天窓覆いまでして貰いました。おそらくミュージアムが存続する限り、彼の手を借りねば、にっちもさっちも、でしょう。

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そして昨日の5月2日、好天に恵まれた中、無事看板を上げることができました。文字を書いてくださった井上優さんも駆けつけてくださり、記念写真。看板には屋根も付けました。義兄にプレゼントして貰った一枚板は、館内に置いていた時は、「大きいなぁ、分厚いなぁ」と思っていましたが、いざ屋根の上に上げてみると、ぴったり。さすがの見極めです。焼き板で作った格子、マークを染め抜いた旗、姉が手染めして作った暖簾、そして連れ合いが手作りしたステンドグラス風トレードマーク、そのどれもがこの看板と上手く調和して、良い味を醸し出していると皆ご満悦‼

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余りに嬉しいので、宇山さんとツーショット!「自分の母親とでさえ、一緒に写真を撮ったことがないのに」と彼。もうすぐ母の日。本当の息子どもは知らん顔をするのに決まっているので、私には、これが母の日のお祝いのようなもの。

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井上さんが魚眼レンズで撮ってくださった正面からの写真。何だか「笑うセールスマン」の顔に似ているような…。「『苔むすまで』は、なかなかプレッシャーだ」という私に、宇山さんは「おかあはん、苔生やすのは簡単やで。糊とあおさのりとスプレーで簡単に作れる」と映画美術の技を教えてくれましたが、天然の苔が生えるまで、持ちこたえられたら…、そんなわけないか。

明日は、初めて参加する大宮グッドフェスティバルの本番。この看板を目印に、マークを染め抜いた暖簾をくぐって、たくさんの人に来場していただきたいです。ワークショップでは、ソーマトロープとマジックロールの体験をしていただきます。希望者にはアニメーション作りの体験も。詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

 

 

 

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